国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   知識の生産過程が   ゼニガメ兵

 知識の生産過程が人間の主観的内面世界での思索にかかわるということは、しかしその産物としての知識が個人の主観を超えた客観的存在であることを妨げませんし、またその形成過程に客観的な要因が作用することを排除するものではない。第一に、情報は具体的な事実の生起についての伝達であって、受け手が直接体験し得ない事柄について、経験の範囲を教えてくれる、経験の代用物、ということは、経験の代用物だ。第二に、情報は瞬間的であって反復されず、したがって人の内面的世界において蓄積されたり、累積的に進歩したりすることはない。この二つの考えから、僕はさまざまな種類の知識を得たいとおもっている。その方法は二つある。
 第一の方法は、普通の常識ばかりではなく、ムダ知識(トリビア)を探してみることだ。一例のムダ知識としては、たくあんに100ボルトの電圧をかけると光る、とか、かつて銭を製造していた近代時代の造幣局を上からみると、「円」という形、とか、「ベルサイユのばら」となった18世紀のパリはウ○コだらけだった、などだ。一見しょうもなく見えるこの知識は実はとても頭に残りやすいとわかった。なのでムダ知識はたまには必要なものだと僕は思う。<複数の方法A>
 第二の方法は、もっと興味をもたせるためにその内容を大きく変化させることだ。最近学校が面白くないという人が急増している。それは学校の進歩が変わってないからだ。面白くない授業はもう古い!と僕は訴えたい。最近面白い科学ややってみたい科学がバラエティ番組でやっているのに今は地味な実験やおもしろいのが口だけの実験ばかり。僕が考えていることはバラエティ番組の実験を授業で取り入れてほしいという事。面白いと認識させれば、科学に興味を持つ人が増えるのではないかと僕は思う。<複数の方法B>
 確かに情報化社会に対応し、格差を生まないように情報を得ることも大切だ。しかし、私たちは、やはり単に受け渡しされる情報に左右されるのではなく、知識を持って情報を使う立場に立っていかなければならない。「情報が来るのを待つのではなく情報を探してみることだ。」という自分の名言のように何かを待ってばかりいないで自分で何かを探し出す力を身につけてほしいと僕は思う。

   講評   iyu

 情報と知識の違いがテーマです。知識は蓄積され体系化され文化の共有の基盤となりますが、情報はただ雑多なデータの集まりでしかありません。パソコンやインターネットを使うのならだれでもできますが、問題はそれを利用して何をするかということです。たくさんの情報が手に入るということと、そこから自分なりの知識を創造することとは別のことだというのが著者の意見です。
 コンピュータには強いが本を読まない、情報にはくわしいがものを考えないという人間が増えつつあるようです。本当の意味での適応力が大切ではないでしょうか。情報が多いということだけでは、本当の力はつかないですね。

主題 ー さまざまな種類の知識を得たいという意見ですね。

方法 ー 無駄知識(トリビア)を探してみること、おもしろいと認識させることだと二つの方法が書けました。

 内容をよく理解して、実例もうまく入れることができています。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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