創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2434 今日71 合計8401
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自立の真理   アトム

 ヨーロッパの長所と短所は、一般の人々における市民意識の堅固さに関係するのであった。自立意識を追及していくヨーロッパの目標としては、人間生活がいかに集団的なものであったとしても自分自身は不動でなくてはならないというものだ。したがって、自分は自分。他人は他人。とした文化があたりまえになっている。
しかし、その長所は短所もかけ備えており、愛や助け合いに乏しい。日本では他人のことまでしっかり考え、困っている人を見かけたら手助けをしてしまうというのが常識である。連帯感あふれる生活をしているのが原因か。ついつい意見まで連帯的になってしまうこともある。自分は違う意見を持っているのだが、他人の意見に影響され、変えてしまうなど、どこに日本文化の短所が出ている。(要約)
 個人がしっかりと自立することは大切だ。学校などの集団生活をしていると、周りにとけこむことを必死に行う。みんなの中で、一人だけ違うことをしていたり、へんな意見を言ったりするの人はクラスメートににらまれる。それを恐れ、できるだけ他人の意見に合わせるため調節しているように思えてくるのだ。そうすると自分が生きている意味というものが薄れてくるのではないか。
例えばクラス討議の時間に、一人が「昼休みをのばして欲しい」と言ったとする。みんなはそれに納得するよう自分の意見を合わせてしまう。すると一瞬で話がまとまり、自分の意見が無力化する。そのようなことが起こらないためにも、自分自身をしっかりと周りから自立させることは大切だと思う。(ユーモア表現)(複数の理由一)
 一方、相互の助け合いも大切だ。いくら自立したいからといって、人間の良心まで隔離しなくてもいい。日本の長所である「助け合い」これは動作だけではなく、ひとつのコミュニケーションでもあり、自分の心を相手に伝え、信じあえるための鍵にもなるのではないだろうか。
僕は、親友が2人いる。そのうちのT君が6年生のときに足を骨折をしてしまった。もちろん僕と親友の1人K君はT君をものすごく心配し、階段の上り下りや電車の乗り降りにも手を貸してあげた。それは「ありがとう」が聞きたいためにしているわけではない。テストの内容を教えてもらいたいわけでもない。単に自分の良心が行っただけなのである。
もちろん、T君の怪我が治ってからは、より仲良くなり現在も一緒に登校している。
このように助け合う精神は人間として必要だ。(体験実例)(複数の意見二)
 ヨーロッパの文化にも、そして日本の文化にも、それぞれ良いところはある。しかし、「短所をなくす一番良い方法は、今ある長所を伸ばすことだ。」という名言があるように、真に大切なことは、過去の長所や短所を出していくことではなく、現在で生きている長所を組み上げ、新しい文化を創っていくことだ。(総合化の主題)(名言の引用)

   講評   sarada

意見Aに対しての実例として、「例えばクラス討議の時間に、一人が「昼休みをのばして欲しい」と言ったとする。みんなはそれに納得するよう自分の意見を合わせてしまう。すると一瞬で話がまとまり、自分の意見が無力化する。」 とあげていますが、「自分」 は どの立場にいるのかが分かりにくいかな。反対する自分の意見をともに表した方が、無力化する状態がよく伝わると思います。
 「助け合い」 がひとつのコミニュケーションと取る考えは、アトム君らしいな! 見返りを求めない助け合いの精神は、やっぱり大切だよね。
【総合化の主題】がつながっていないような気がします。「大切なのは健康らしい外見ではなく…」 の名言をつかって、「自分自身の意見をしっかり持っていることだ」 としてもいいね。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)