国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   目の使い方   いちご

日本人は「見る」ということに重要な意味を与える。日本の社交の基本は「見る」ことで成立する。日本では、言葉ではなく、物理的対象物をともに見ることで、社交が成り立つのだ。西洋のように喋ることが社交の基本になっているところでは話が途切れると何かきまづい思いをしなければならない。日本人なら、だまって何かを眺めることでも、会話は進行しうるんだ。物を通してコミュニケーションをとる事は良いことだ。≪是非の主題≫一つ目の理由は、同じものを見ることで共通点ができるからだ。最近、友達と二人で「崖の上のポニョ」を観に行った。行きの電車の中では、部活の話やテストの話、近所の変わった人の話などで盛り上がった。映画を見た後も一時間から二時間ほど海老名駅の近くのデパートの中のアクセサリーや小物が激安で売っているお店でおそろいのものを買ったりおいしいものを食べたりと遊んだ。そこまでは、沢山話題もあり、にぎやかだった。しかし、帰り間際になると、だんだん話題がなくなってしまい、二人で無言になってしまった。そんな時、映画などを観てきたならばそのことを話題にすることができる。そうすれば、行きの電車のときのような活気が戻ってくる。≪複数の理由一≫二つ目の理由は、どんな時にでもコミュニケーションが取れるからだ。口から言葉を発することなく会話をする方法は沢山ある。手話や手紙やメール。なかでも、アイコンタクトは良く使われる手段だ。道具を使わず、技術もいらない。「目は口ほどにものを言う」といわれるほどだ。アイコンタクトには良い所がある。気まずい雰囲気でも目でなら遠くにいる人とも会話ができる。授業中も声を出さずに話すことができる。≪複数の理由二≫確かに、言葉を声に出して話せば、物事が正確に伝わるが、アイコンタクトなどだと、意味を取り違えてしまうことがある。しかし「目は口ほどにものを言う」というように口ではいえないことなどでも目を使って言う事ができる。又、目からはいってきた情報によってその場の雰囲気までを変えることができるのだ。≪反対意見への理解≫

   講評   itoyu

 添削:3行目「きまづい」→「気まずい」、4行目「進行しうるんだ」→「進行しうるのだ」、14行目の「目は口ほどに〜」のことわざは、4段落目でも使われているのでこちらの方はなくしておきましょう。
 講評:「物を通してコミュニケーションをとることは良いことだ」という意見の元に、2つの理由と実例をあげられました。
 《2段落目》
 「同じ物を見ることで共通点ができるから」という1つ目の理由とその実例。人と映画を一緒に見ると、同じ体験を共にしたということで相手に親しみがわくし、共通の話題ができますね。帰り際で話題のネタが尽きてくる頃にも、映画の話題で盛り上がることができるでしょう。
 《3段落目》
 「どんな時にでもコミュニケーションが取れるから」という2つ目理由とその実例。アイコンタクトは、いろいろな場面で活用できる有効なコミュニケーション手段ですね。学生時代、授業中に遠くの友達に目で語りかけるというのは、私もよく利用しました。
 《4段落目》
 言葉で伝えることの正確さを述べて、反対意見を認められました。
 ことわざを引用して、「見ること」の重要性をまとめられました。
                          

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