国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本の文化   くろーばー

 日本は植物の豊富さにかけてはヨーロッパのどの国より恵まれていた。日本の草花の名は英語などに比べると、比較にならぬ程味のある巧妙なものが多かった。これに反し、花木や草花の少なかった英国では、固有の植物名が乏しく、新たに植物に名前をつける際にはギリシャ語やラテン語に頼らざるを得なかった。その難しい英語名を日本人が外来語として取り入れた結果、紛らわしい名前が広く普及している。新しさを求め続ける日本人の積極性は評価するが、行き過ぎた外来語の流行はやめて欲しいと思う。私は、日本的な物の良さを理解しながら生きたいと思う。
 そのための方法として第一に、昔からある日本の歴史を忘れない事だ。例えば、日本には様々な伝統的な文化がある。今の季節でいえば、お月見などがその一例であると思う。今の若者はそういった昔から受け継がれてきた伝統を忘れている傾向がある。昔の人が考え付いた伝統行事や風習には、季節や気候の変化と人間の健康などに良い物が多いので、積極的に実践する事はよいのだ。
 第二の方法として、自国の文化を取り入れることを教育することだ。学校でやればどんな子供でも頭に入ると思う。日本は昔から、西洋に追いつけ、追い越せという一種の目標に向かって努力してきた。しかし、西洋が一番良くてアジアの文化は悪い、という訳ではないのだ。今の子供は日本の伝統文化を良く知らないのに外国の文化を日常で行っているので、いわゆる文化のバランスが悪くなっているのだ。自らの文化を良く知りもしないのに次々に国際社会を目指して新しい文化を取り入れるのは良くないと思う。そこで、日本の良さを学校でしっかり教えていけば将来の日本の文化も賢損することにつながるはずだ。
 確かに新しいものを取り入れて発展を目指したい、と願うのは当然のことだし、良いものは吸収すべきだ。だがしかし、『大切なのは、健康らしい外見ではなく健康自身である』という名言があるように日本のよさを理解しながら、更なる発展を目指せるような生き方をしたいと思う。

   講評   kira

 くろーばーさん、こんにちは。日本がすっかり近代化をとげ、文化的にも経済的にも成熟した今、叫ばれているのは日本的なものを取りもどすことです。長文では、花の名前を例に挙げて外来語の氾濫に警告をしていましたね。 花の名前に限らず、日本語の中にはカタカナ文字がいっぱいです。ITの普及で拍車がかかっています。年輩の人にはアレルギーがあるようですが、若い人を中心に、それらの語彙は日本語の市民権を得たようです。そのことと、日本的な文化が忘れられてしまうことが同義であってはなりませんね。 日本的な伝統には、人と自然が一体になった素晴らしさがあると述べていきました。これは今では、西欧の近代化の限界を打破するものとして注目されていますね。日本人の私たちが、まず大事にすべきでしょう。 学校教育の改革も、日本的なものを大切にすることで大きく改善できそうですね。 日本の教育は西欧を手本にして優れたものを取り入れることに邁進してきましたが、これからは日本を語り、アピールできる人材を育てる時期がきているのでしょ。


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