国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   勝負で大切なのは?   エイミー

 先日、学校の体育祭がありました。私の学校は中学一年生〜高校三年生までが学年対抗で競う、といったかたちになっています。なので大抵は、位が学年順となり高校三年生が優勝し、中学一年生が最下位という結果です。実際、去年もそういう結果でした。というと、去年は中学一年生だったので結果は最下位、と悲しい結果。そして、今年も体育祭の時期がやってきました。私たちは、今年こそは…と思い、朝練習、昼練習とみんなでがんばりました。当日、私たちの学年みんなが頑張り結果、中学三年生を抜いて、中学で優勝という、うれしい結果でした。しかし、本当に勝つことだけが大切なことなのでしょうか?応援のとき、勝ちたいという気持ちが強すぎて、相手チームがミスをしたら、喜んでしまいました。やはり、一番大切なのは勝つことではなく、勝負することで、互いになにか大切なものをえることではないでしょうか。
 確かにスポーツには勝ち負けが必要です。もし、オリンピックに勝ち負けがないと、競技をする人も目標を持てず見ている方もやっている方もつまらないでしょう。つまり、勝ち負けがあることによって人間は熱心に物事に取り組むことができるのです。
 しかし、勝ち負けはよくない、という見方もあります。この前、家族みんなでオリンピックのテレビを見ていた時に他国の選手がミスをした時、みんなで喜んでしまいました。これは、勝ち負けにこだわると、相手のミスを喜ぶような心理が生まれるからです。昔話の「牛とかえる」でも、牛に負けじと頑張っても良いことは無い、ということをいっています。
 このように、スポーツの勝ち負けには、いい面も悪い面もあります。しかし、いちばん大切なのは、勝ち負けがよいか悪いかということではなく、その勝ち負けを通して互いが成長していけるかということではないでしょうか。
 

   講評   sugi

 第一段落の導入部分、先日の体験を活かすことができました。この話が、「スポーツの勝ち負け」というテーマに自然につながっています。順位が学年順になってしまうのならば、「勝ち負けだけが大事だ」という話にはならないはず。それがこの話を最初に書いた大きな意味なのだね。
 第二段落、第三段落ではオリンピックの話を実例として入れることができました。こちらは、社会実例に近い話なので、最初の体育祭の話とガラリと変わって、内容に幅が出ました。目標字数を考えると、この実例をもう少し長く引き伸ばしてもよかったかもしれないね。
 昔話実例は初めての挑戦だったけれど、問題なくできたね。こういう形で毎回入るようにがんばってみましょう。同じ昔話を、違う形で繰り返し使っても大丈夫です。
 名言の引用も引き続き項目に入っているので、次回はやってみましょう。今回はなぜか敬体になっているけれど、次は常体でそろえてね。パソコン書きに慣れたら、手書きよりも字数を増やすのも楽になっていくはずなので、最初はたいへんだけれど、がんばりましょう!


 位が学年順となり → 順位が学年順となり

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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