国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   勝ち負けとは   はっしー

「サー、ナイスサー」
大きな国立競技場に無数の喜びの声が聞こえてくる。これは卓球で自分にポイントが入った時にいうものだ。要するに、今は卓球の大会が行われているということだ。だが、やはり大会ということは、当然の如く敗者も生まれてくる。1回戦で敗退してしまう者。大番狂わせで大金星を挙げる者。ベスト16まで残った者、いろいろと生まれてくる。しかし、試合直後には悔しそうにしていた顔も1時間もたてば満足げな顔に変わる。彼らは当然試合の結果を気にしているが、それ以上に自分が今まで大会のために練習してきた日々を振り返り、その行為に満足しているのだ。私はこのように、スポーツの勝敗はにばかりとらわれないような生き方をしたい。
 スポーツの勝敗にとらわれないようにする一つ目の方法は日々の練習に全力を注ぐことだ。わたしもこの文章の最初に書いてある文からわかるとおり卓球をやっている。私の学校の卓球部員の数はほかの部活動に比べれば少ないほうだし、予算も年に40万近くもらっているサッカー部やバスケ部に比べれば少ない、前にあげた二つに比べればマイナーなスポーツかもしれない。しかし、日々の練習を後悔しないように密度濃くやれば、たとえ試合などで負けてもすがすがしい気持ちになることができる。
 話がいきなり飛ぶがスポーツだけでは無く色々な物の勝敗にとらわれずに生きてゆく方法として第二に、自分が堂々と構えるということが挙げられる、堂々と構えるということは、常に心を広く持つということだ。人生の中には無数の競争があるだろう、しかしそれにいちいち嘆いていてはきりがない。そのため1つや2つの小さい勝ち負けはなかったことにできるぐらいの心構えが必要ということだ。
 たしかに、勝ち負けに執着することも悪いことではない。例えば何かで負けたとき、その負けを何度も見直して次につなげられることがあるだろう。例えば何かで勝った時、その価値で活用したノウハウを生かすことができるだろう。しかし「道は近くても、行かなくては到達しない」という名言もあるように、いちいち立ちどまっていたらきりがない。そのため、わたしはいろいろな物の勝ち負けにとらわれないように生きていきたいと思った

   講評   jun

 かけ声で始まる第一段落は、自らの卓球部での体験を生き生きと書くことができました。スポーツに勝ち負けはつきものですが、日々の練習は、結果を超えた何かを生み出すのでしょう。身近な実例をうまく意見につなげましたね。
 全力で練習すれば、たとえ負けてもすがすがしい気持ちになることができるとはそのとおりだと思います。たとえ、くやし涙を流すことになっても、それ以上のものを得ることができますよね。
 二つ目の方法は視野を広げて考えることができました。勝ち負けに動じない広い心を持つということは、スポーツに限らず、この世で幸福に生きていくための必要条件ですね。
 反対意見に対する意見は、具体的に書いたところがいいですよ。最後は、勝ち負けに拘泥せずに、先に進むことが大切だという力強い意見でまとめることができました。

■次回は、伝記実例も入れてみましょう。

             

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