国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   効力感は   ゼニガメ兵

 効力感は、ただ自分の努力によって好ましい変化をひきおこすことができた、ということだけで伸びていくものではない。これこそ自分のしたいことだと思える活動や達成を選び、そこでの自己向上が実感されて、はじめて真の効力感は獲得されるからだ。自然な生活のなかで、子どもはきわめて多くの望ましい特性を発達させていく。効力感を伸ばすというと、何か特別なことをしなければならないかのように思うかもしれないが、じつは子供の生活のなかには効力感を伸ばすのにかっこうの題材がたえずころがっているのだ。効力感は幼児のときにどう育てられたかで変わるが、その分弱点が出てくることもあり得る。例えば、ファンタジー系が大好きだという効力があると、その分ホラー系が苦手となってしまうという効力をもって成長するし、寒い所が大好きだという効力があると、逆に暑い所はとても苦手という弱点の効力を持ってしまう。この苦手を克服するために二つの方法を取り上げた。
 一つは、得意分野の挑戦範囲を広げることだ。苦手を克服するには、まず得意分野にある事をマスターする事だ。その後に、苦手分野に挑戦した方がいいと思う。何でかというと、得意分野の中には苦手分野をよりうまくこなすためのヒントが隠されている事があるからだ。僕は、この言葉の森で要約力を鍛えることができた。その後に関西テレビの「ヘキサゴン2クイズパレード!!」の番組を見た。もう相変わらずアホな解答ばっかりですっ転びまくった。一番役立ったのは、問題文を伝言しながら解答者に伝言してきた問題を答えるというもの。問題文は結構長めでアホな人にはわかりにくい言葉がぎっしり。そこで要約力を試す出番。これなら絶対わかるだろうと思った。(問題文とそれを要約したものを書くと長くなるので省きます)意外と伝えやすさのヒントはこの要約にあったと僕は思った。<複数の方法A>
 もう一つは、日本の減点主義の文化風土を改めることだ(引用)。日本の文化は確かに大事だと思うが、現在は国際化の時代。文化といえども、他の国の文化も知らないとなかなかかまってはくれないだろうと思っている。そういえば10月はハロウィンのシーズンらしい。ハロウィンはお化けに仮装して近所の家々を周って「トリックオアトリート!!(お菓子をくれないといたずらするよ!!」と言ってお菓子をたくさんもらうというアメリカの文化だ。お化けにビビる僕でもこの文化くらいなら大丈夫かなと思っている。でもさすがに大人がお化けに仮装して、しかもとてもリアルに仮装していたらビビるけど…。それはともかく、西洋の文化が始まったのは明治時代。坂本竜馬がこの時代を築いた革命人だ。竜馬は武器一つ持たずに幕府を破るという提案を出したのがきっかけだ。当時は武器を持たずに幕府を破るというのはとんでもない事だったので、当然誰も反対をした。しかし竜馬は「やってみないとわからない!」とこの提案を試みた結果。みごと幕府を、しかも一つの争いもせずに倒したのだ。しかしこの大きな革命を起こした竜馬は、幕府の使いに暗殺され、皮肉な人生の最後をくくってしまった…。<複数の方法B>
 確かに、自分の限界を知るということは大切だ。しかし、日本の社会はもっと効力感を持たせるような教育をすべきだと思う。「私の辞書に不可能という文字はない」というナポレオンの名言のように、自分の効力には限界が来るまで不可能な事はないという効力感を持つのは、とてもいい効力感だと僕は思う。効力感は人それぞれ、僕は人の効力感がわかるようになってみたいなと思う。

   講評   iyu


 子供は(人間は)自分の力で、周囲の大人や兄弟のお手本を参考にしながら、新しい課題に挑戦し効力感を獲得していく、というのが長文の内容です。現代の社会は、子供が自分の力で課題を見つけ達成することにあまり寛容ではありません。それよりも、勉強のスケジュールに合わせて、子供が自分からは必ずしもやりたいと思っていないことまで賞罰で押し付けているようなところもあります。これは、文明社会が持つ共通の弱点です。「あぶないからしちゃダメ」という制限と、「したくないことでもしなさい(ごほうびをあげるから)」という押し付けが共存しているのが現代の社会です。そういう意味でも自分の限界を知るということが難しくなっていますね。
 言葉の森で要約力がついたということはとてもすばらしいことです。要約できるということは、大事なことがなにかがわかっていることでもありますね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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