低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
????? モカ
子供の世界は「ふしぎ」に満ちている。小さい子供は「なぜ」を連発して、大人にしかられたりする。せみの鳴き声はどうして出てくるかについて正しい知識を供給しても分からないであろう。せみの鳴き声を母を呼んでいるのだと言った坊やは、科学的説明としては間違っていたかも知れないが、そのときのその坊やの「世界」とのかかわりを示すものとして、最も適当な物語を見出したということが出来る。私はふしぎに思うことはしかられなくてもいいと思う。それに、成長にも役立つと思う。
その理由は第1に、ふしぎについていろいろ考えると想像力が豊かになるからだ。小学2年生ごろのとき、何かの本を読んでいて雲のうえに「神様」又は「天使」が居ると信じていた。それから数ヵ月後おばあちゃん家に行くことになった。飛行機に乗っていく。いよいよ離陸だ。いつの間にか雲の上にいた。神様いるのかな?しばらく窓から雲の上を見ていたが、いない。でも絶対居ると信じてたので、神様って見えないんだな‥‥っと思っていた。しかし、小学4年生のとき飛行機に乗るチャンスが来て、雲の上に飛行機がきたら、窓から外を見てみた。いない‥‥たっぱりあれはうそだったんだ・・・少しショック‥でも、なんか、想像力豊かそうな人は楽しそうに過ごしてます。見る限り。私はあんまり想像力はありません。(笑)
その理由は第2に、ふしぎがないとつまらないからだ。もし私がお母さんに神様の話をしていたら、お母さんはどう答えるかは分からないけど、もし正しい答えを教えてくれてたならば楽しみが減ったかもしれない。友達とかの遊びでこれやろう!とか言われてはじめての遊びだったらこんなのかな?なんてふしぎに思いながらやっている。たいていがはずれる。行きたい旅行先(日本交通公社 1997年)のデータによると、オーストラリアが57,2%で第1位というのがあるように魅力やふしぎを抱いたから行くのだと思う。
確かに正しい知識を身につけることは大切だ。しかし、存在するものには、良いか悪いとか言う前に、すべてそれなりの理由があるっと言う名言があるように、存在するふしぎのいろいろ、疑問されたのに対し、しかるのではなく、成長するには欠かせない存在だと思う。だからふしぎは大切だ。
講評 yuta
◆要約は、程良い長さでまとめられましたね。 “正しい知識を供給しても分からないであろう”は、“……供給しても納得しないだろう”の方が良さそうです。 『私はふしぎに思うことはしかられなくてもいいと思う。それに、成長にも役立つと思う』と、意見を個性的に示せました。
◆『その理由は第1に、ふしぎについていろいろ考えると想像力が豊かになるからだ』。雲の上に神様がいると信じたのは、子供心にそれで納得したからなんですね。飛行機から雲の上を見て真実を知ったというのも、ドラマティックな体験です。
◆『その理由は第2に、ふしぎがないとつまらないからだ』。大人になると、現実しか見えなくなってしまいます。子ども時代は、不思議の答えを自由に想像できるかけがえのない時期ですね。データ実例も上手く入れられました。
◆『確かに正しい知識を身につけることは大切だ。しかし、存在するものには……という名言があるように』に続けて、“ふしぎは成長するに欠かせない存在なのだ。だから私は……”と書き出しの意見に戻ると、スッキリとした文になります。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |