国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ノーは大切   例のあの人

「ノー」という言葉は、時として大変言いにくい言葉であるが、言いにくいからといって、言うべき時に言わないでいると、相手に思いもよらない迷惑をかけることがある。ノーと言うということは自己否定したということだ。ノーと言うとき、その言葉はよく相手に通じるだけでなく、言葉の響きも姿もすっきりしてくるのである。(←要約)
わたしの親友はけんかするとすぐ「ごめんね」という。この前けんかしたときもそうだった。わたしがほかの友達Aとふざけてヘンな絵を描いていた時。いきなりその親友が乱入してきて友達Aに
「(友達Aって)絵下手〜」
と馬鹿にしたように言ってくるのだ。ふざけていたのではなくて。その言葉にムッとしたわたし。
「そんな言い方ないでしょ。ふざけて描いてんだからとうでも
いいじゃん」
そう言うと今度はお姉ちゃんが大好きな親友が
「フンッ。友達Aの絵はお姉ちゃんの足元にも及ばない」
怒った顔でそう言った。
「そんな怒んなくてもいいんしゃないの」
わたしはもう半分あきれていった。
「何で。好きでもない人に何で笑顔で接しなくちゃいけないの」
顔をまるで熟れたイチゴみたいな色にしてそういってきた(←たとえ)。この言葉には完全にキレた。
「もうあっち行って」
けんか終了。その間友達Aはずっと口を開けてあっけらかんとしていた。このけんかの時もそのけんかした日の夜電話で「ごめんね」と言われた。後から考えれば「絵が下手」という言葉に反応して真剣にけんかを買ったことが馬鹿みたいだ。親友はけんかすると思ってもいないことをぼかすか言ってしまうタイプでお母さんとけんかしたときなど、「疲れてる牛」といってしまったそうだ。もちろんその後できちんと謝ったらしいけれど。わたしはその親友みたいにけんかやいけないことをしてしまったら素直にすぐ謝ることのできる人間になりたいと思っている。(←前の話)
 わたしはこの長文を読んでたとえ言いにくい「ごめんなさい」というような言葉でもがんばって勇気をだしていうことによって、わたしたちはあかるくなれたり、強くもなれるということがわかった。けんかなどをしたら自分から「ごめんなさい」と勇気を出して謝っていくのが大切だということもわかった。

   講評   arare


 昔、石原慎太郎が「NOといえる日本」という本を出して話題になりました。それくらい私たちは「ノー」を言えない傾向があるあるのかもしれません。

≪構成≫ほどよい長さで要約ができています。自分の非を認めるのはなかなか勇気の要ることです。
≪題材≫友達から聞いたお母さんへの暴言の話が書けました。前の話はうんと前の話、幼稚園ごろのことが書けるといいのですが、小さいころのことはよく覚えていないと思います。
≪表現≫いかりで顔が赤面していくようすを「熟れたいちごのように」と表現することができました。ちょっと甘い香りがしてきそうですね。
≪主題≫勇気を出して心から出た言葉は、相手の心にも響きますね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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