低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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喧嘩 いちご
私は小さい頃、喧嘩ばかりしていた。 喧嘩をすることはよいことだ。≪是非の主題≫一つ目の理由は、喧嘩をした後は、関係がさらによくなるからだ。小さい頃とても仲の良かった友達と一度だけ取っ組み合いの喧嘩をしたことがある。多分物の取り合いが原因だったと思う。私はあまり憶えてはいないけれど、母はかなり印象が強かったようで、よく憶えていた。聞いた話によると、最初は口げんかから始まり、それがエスカレートして、取っ組み合い・叩き合いの喧嘩になったのだという。ここまでエスカレートした喧嘩をしたというのに、今もこの友達とは、仲がとてもよい。≪複数の理由一≫ 二つ目の理由は喧嘩をすることで成り立つものがあるからだ。「人間関係における意識調査 (読売新聞 2004年)」によると、「夫婦、親子間で本音を話しているか。」という質問に対して「はい」と答えたのが75%だった。本音を言うということは少し喧嘩に似た所がある。ということは、喧嘩(本音)をすることで、家族というものが成り立っているのではないかと思う。≪複数の理由二≫ 確かに、喧嘩が原因で、相手との関係が乱れてしまうこともある。そのときの場合によって喧嘩はよいものにもなるしよくないことにもなる。しかし、「喧嘩するほど仲がよい」とあるように、喧嘩が返ってよい結果を生むことも沢山ある。≪反対意見への理解≫≪名言の引用≫
講評 itoyu
添削:12行目「返って」→「却って(かえって)」
講評:「喧嘩をすることはよいことだ」という主題で書けました。
《2段落目》
「喧嘩をした後は、関係がさらによくなるからだ」という1つ目の理由とその実例。女の子同士の取っ組み合いの喧嘩というのは、めずらしいですね。でも、そのときにどちらかががまんをしたり遠慮をしたりして喧嘩をしないでいたら、今の2人の関係はなかったかもしれません。相手のお友だちは、その時のことを今でも覚えているかどうかちょっと聞いてみたいですね。
《3段落目》
「喧嘩をすることで成り立つものがあるからだ」という2つ目の理由とデータ実例。本音で話すということは、時には言い争いになってしまうことがあるかもしれません。人間関係における意識調査のデータから、喧嘩をすることで家族は成り立っているのではないかと読み取ることができました。
《4段落目》
反対意見を認めた後、名言を引用して「喧嘩が良い結果を生むこともある」とまとめられました。
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