低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
団結する力 えひな
私はみんなで何かをするという機会を大切にしていきたい。
第一の方法は、周りの人と協力することを忘れないことだ。私の中学校でクラス発表という劇やダンスを全校の前でやるときがある。私のクラスは5月にクラス発表をした。私たちは劇をやることにした。そのとき流行っていたドラマをアレンジしたものだった。みんな練習のときにわいわいと楽しくやってばかりであまり進んでいなかった。それに、「こんなのしたくない。」といっている人までいたのだ。すると、学級委員長が「みんなでまとめよ!静かにさっさと動こう!」といったのだ。私はとても心にそのことばがしみていた。周りのことを気にして、行動することはとても難しいことだと思った瞬間だった。それからは、私たちのクラスはまとまりクラス発表は成功した。
第二の方法は、やること一つ一つを楽しむことだ。楽しいと感じるだけで、周りの人々も共に笑えると思う。私も楽しいと思うだけで、協力できたことがある。あまり楽しくないとそれまで思っていたバレーボールがある日突然好きになったのだ。それは、自分がやりやすい練習が増えて楽しいと思うようになり、苦手な練習も楽しめるようになったからである。それからはチームのメンバーとも打ち解けられて楽しくなったのだった。また、今回読んだ文にもこのようなことがある。
講評 huzi
送ったね! 今回のように、途中で迷ってすすめなくなった場合も遠慮なく送ってくれていいですよ。(^o^)/ あとで見直してみて、「こうすればよかった」と思えたらそれも進歩です。
書き出しの段落、今回は作文の回で【要約】がないので、状況説明が入ることになります。劇の一場面にすると、臨場感が出てよかったかもね。
【生き方の主題】は明確です。
続く【方法】も、違った意見を2つ出せています。
協力してやっていくことは、意外に難しいですね。わいわいと楽しくやるのはいいですが、自分勝手な行動をとったり、だれてしまったり。そんな中で発された「みんなでまとめよ! 静かにさっさと動こう!」の言葉には、協力しあい責任を果たすことの難しさがこもっていると思います。ehinaさんの心にしみたようですが、他の人の心情はどうだっただろうね。
ここで、【伝記実例】を使ってみよう。大きな事業をなしとげた人々(大仏建立や遣隋使など、歴史からも探せます)は、協力の厳しさを乗り越えてきた…などと、短くひとことでもいいですよ。
また、【長文実例】を使ってみてもいいです。
10.1週に「日本における人間関係を考える場合、この贈与・互酬慣行を無視することは出来ない」というフレーズがありますが、ここを使って「仲間だから(お互い様だし)多少の脱線はかまわない」という意識が続くと、協力して前進することは難しくなる、などと。取り込みかたは、「以前読んだ話に、日本における人間関係を考える場合…」と始めて、「私がクラスで体験したことにも、共通点がある」と、自分の意見に流しこんでみてください。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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