創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生きる理由   AZUKI

 手塚おさむと言えば、誰もが知っている有名な漫画家だ。彼の代表作は『鉄腕アトム』だというが、『ブラック・ジャック』という漫画もとても有名だ。これは医者の物語で、リアルな手術シーンがたくさん描かれている。それらを描ける理由はもちろん、彼の本業が医者だったからだ。彼が医学を志した時、医者の漫画を描くなんて思っていなかっただろう。しかし、それはやがて彼の一部となり、大げさかもしれないが『生きる理由』の一つになったのではないだろうか。わたしはこのように、生きる理由をたてて生きていきたい。
 その方法としてまず、身近に目標を作るということが挙げられる。生きるというおおそれたものではなく、例えば私でいうと「将来小説家やシナリオライターなどになりたい」「受験が終わったらギターをはじめて、夏までになんとか引けるようになりたい」など。私の場合は、目標というより願望に近いが、それでもいいと思う。今日、友達と将来について語り合う機会ができた。私は将来の夢や就職についての現実的なこと、結婚等について話した。その友達が言ったのは「まだよくわからない」とのことだった。でも彼女も「高校にいったらアルバイトしたい」とか「受験が終わったら皆で遊びに行きたい」、「スケボーを習いたい」など身近な夢を語ってくれた。その時はそのまま別の話題に行ってしまったが、今思い返すと、それも立派な目標だと思っている。たしかに目標というにはいささかかなう可能性の高い物だが、先のことを考えすぎると、理想とのギャップやうまくいかなかったときに落ち込みやすくなってしまうと思うのだ。だからその友達のように、身近でかなえやすい目標を設定することも大切だと思う。
 二つ目の方法として、とりあえず自分の好きなほうに突っ走ってみるというのがある。目標を立てるにしたって、あまりにも嫌いなことを長くやり続けるのには無理がある。好きこそ物のじょうずなれという言葉だってある。小さい時に小学校を中退したのに、母親に勉強を教えてもらって後世に名を残す科学者だっていたのだ。
確かに、目標は達成できなきゃ意味が無いと思う人もいる→が、時には達成できない目標を立ててみるのもいいのではないか。


   講評   nane

 時間がかかったけど、最後までよく考えて書いたね。
 第一段落の話は、AZUKIさんらしくよく消化されている。
 目標を見つけて生きる、ということを、自分なりによく考えているので、第二段落がやや長くなった。これは、考えながら(味わいながら)書いているので仕方ない。
 マインドマップの方でじっくり考えておき、字数の分量の目安もつけておくと、全体の構成がすっきりする。
 たぶん、第一第二段落は、深く考えながら書いたので、第三段落からが短くなったんだね。
 最後までしっかりまとめたところはえらい。
 次回から、1000字以上行かないと、手書き1枚筆写になる(笑)。途中経過で、字数をチェックしておこう。

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