創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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効力感は、 ターミネーター
効力間は、ただ自分の努力によって好ましい変化を引き起こすことができた、というだけでは伸びていくものではない。これこそ自分のしたいことだと思える活動や達成を選び、
そこでの自己向上が実感されて、始めて真の効力間を獲得されるからだ。これに対して親は、いったいどんな手助けができるだろうか。実はこれもそんなに難しいこととは思えない。子供は自然な生活に中で、きわめて多くのおぞましい特性を発達させていく。効力感
を伸ばすというと、何か特別なことをしなければならないかのように思うかもしれないが、実は子供の生活の中には効力感を伸ばすのに格好の題材が絶えず転がっているのである。子供の頃から効力感を持たせる育て方をすべきである。
そのために方法として第一に、できたことをどんどんほめることだ。人間は相手に怒られるより、ほめられることがとってもうれしいのである。自分がいい点数をテストで取ったとき母にほめられやる気が出たことが何回もある。このことから効力感を持たせる第一の方法はほめることである。
また、第二の方法としては、日本の減点主義の文化風土を改めることだ。江戸時代の日本は、減点主義であったために、政治の中枢は実力に乏しい人によって占められてきた。明治維新はその古い体制を打破したために、多くの若者が活躍した。
確かに、自分の限界を知ることも大切だ。しかし、日本の社会はもっと効力感を持たせるような教育をすべきだと思う。
講評 inoko
ターミネーターさん、こんにちは。
効力感というのは、おもしろい言葉ですね。子供というのは、いろいろな可能性を秘めているものです。しかし、その可能性の芽を摘み取ってしまうような育て方をしてしまったら……。やはり、子育てというのは、本当に難しいものなのですね。
☆ 第一の方法は、いい実例があがりました。「褒めて育てる」という言葉がありますが、まさにその例ですね。ほめられて悪い気持ちはしませんね。
第二の方法では、歴史実例を挙げています。減点主義のように感じたことはありませんか? 第一の方法の実例とは逆に、欠点や失敗ばかりを責めるような人に出会ったことはありませんか? 歴史実例と自分の体験をからめてみるといいでしょう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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