国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   科学発明を使わない人生   スケートねこ

 「ドラえもん」のポケットから出てくるこれら一つのアイテム(道具)に限りない夢がある。それはまるで魔法のような効力を発揮して問題を一気に解決するように思えるのだが、すぐさま勝手に暴れだし、新たな問題に右往左往する結末を繰り返すのである。便利という言葉に浮かされて出来合いの科学を大量に買い込んで、これでもかという失敗を繰り返しても、実に平気なのである。私は、科学文明を過信しないことが大切だと思う。
 科学文明を過信しないことが大切だと思う第一の理由は、科学文明が進みすぎると、人間としての仕事や機能がなくなってしまうからだ。ボタンを押すだけでご飯ができてしまうようなことが増えてくると、もしも電気がなくなったときに人間は何をしたらいいか分からなくなってしまう。例えば、うちの電気会社はサービスが良くなくて、しょっちゅう停電になる。そのときはいつも前もって準備をしておかないと、電気が使えないから大変なことになってしまう。電気が付かなくて暗い中で夕飯を食べたり、電子レンジで食べ物を温められなかったり、ドライヤーが使えなくてぬれた髪で寝たりしなくてはならない。人間が昔のように電気を使わない生き方を練習すれば、停電の時に苦労しないですむと思う。
 また、第二の理由としては、色々科学的なものが発達しすぎると、数年後には、地球は大変なことになってしまうからだ。今はみんなが何とか地球をエコにしようとしているが、今よりもっと一生懸命にならないと、地球はどんどん汚くなっていく。例えば、車は大量の大気ガスを出している。ハイブリッドカーなら少しは良いのだが、まだ世界のほとんどが普通の車に乗っている。私は車の免許を持ったら、ハイブリッドカーに乗りたいと思う。(環境庁 1994年)世界の二酸化炭素排出量の割合のデータによると、四位は日本だった。前からみんながもっと何とか地球をエコにしようとがんばっていれば、こんなことにはならなかったと思う。
 確かに、科学的な発明も時には必要だ。一つの国だけが世界に対して送れていたらとても困るし、自分の子供の時代のことも考えなければならない。そう考えてみると、やはり科学文明が必要だ。しかし、「未来には、ひとりでにできる未来と、自分で作る未来との二つがある」という名言があるように、このまま何もしないで、地球がどんどん汚くひどくなるのを見る未来と、科学的な発明に頼らずに、何とか地球をエコにしようとする自分たちで作る未来がある。

   講評   kiri



 こんにちは。ドラえもんは、みんなが小さいころから見ているマンガだよね。でも、その道具から教えられることは、科学が便利と凶器の両刃の刃であることだね。

<第一段落> 
 長文の主旨をしっかり読み取って要約することができました。第一文目の「これら」というのは、何を指すのかこの要約からはわからないね。「これら」は省いておきましょう。
<第二段落>
 ねこちゃんの家は、結構停電になるのだね。普段当たり前に使っている電気というものが使えないと、不便に感じることだらけだね。電化製品はとても便利だね。いたれりつくせりだ。でもこういった生活を続けていると、人間が本来持っている力が発揮されないまま、どんどんその力が失われていくような気がするね。便利すぎると、確かに人間らしくなくなって、人間が機械に振り回されることにもなりかねないね。
<第三段落>
 第二の理由は、今話題のニュースをもとに考えることができました。「エコ」という言葉が頻繁に言われているけれど、はたしてどれだけの人がそれを意識しているのでしょう。もっともっと意識を高めなければいけないね。データ実例もうまく取り入れることができました。「環境庁の1994年のデータによると…」という書き方にするといいでしょう。
<第四段落>
 科学の発達が私たちの生活を快適にしてくれたことは確かだし、科学に頼らない生活にすることはむずかしいかもしれません。でも、もう一度原点に戻って、本当にそれが必要なことなのか、未来のことを考えて生活を見直してみることは必要だね。名言も、ぴったりのものを見つけて入れることができました。

                  
☆「色々科学的なものが発達しすぎると、」→「科学文明を使い過ぎると」

 
 
 

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