国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   大人になって   ターミネーター

 大人になると毎日が同じようなことの繰り返しのように見えてくる。そしてついにはあまり「不思議」なことはなくなってくる。何もかも判ったような期になると、今度は面白くなってきて、「不思議」なことを提供してくれる番組や催し物などを見る。これらは必ず「不思議」なことが最後には心に収まるようになっているので、少しの間心をときめかして、後は安心、ということになる。子供は不思議と思うことに対して、大人から教えてもらうことに夜って知識を吸収していくが、時に自分なりに「不思議」なことに対して自分なりの説明を考え付くときもある。子供が「なぜ」と聞いたとき、すぐに答えず、「なぜでしょうね」と問い返すと、面白い答えが子供から帰ってくることがある。現代は化学的説明が幅を着替えていて、物語的説明は幼稚なものだとみなされている。しかし、世界との一体感を回復するために私たちは、物語的説明の重要性も見直していくべきではないか。
 そのための方法として、子供時代の感性を失わないことだ。自分も子供の頃、公園など出始めてあった人なのに話したりして遊んだこともある。また「なんで」とか「どうして」など色々なことを聞いていたのである。
 またもう一つの方法としては、幼児期から、科学的な理屈の説明をしすぎないことだ。戦前、日本の歴史は皇国史観として教えられてきた。それは神話と融合した非科学的な面もあったが、その中で子供は自分なりの歴史のイメージを持つことができた。現在の歴史は知識の羅列だけで、イメージのわかない味気の無いものになっているのではないか
 確かに、科学的な裏ズ家を持たずに、物語説明だけに頼ることは危うい。しかし「世界は、頭で理解するものではなく、まず心から味わうべきものである。」この格言のように心からそして、体で経験することが大切なのである。

   講評   inoko

 ターミネーターさん、こんにちは。
理屈より感覚。子供時代というのは、誰もがそうですね。しかし、様々な知識を得ることにより、理屈で解き明かされることを知るようになります。それは、成長の証ではあるけれど、理屈だけで物事を考えるのは味気ないことでもあります。また、理屈が通用しないことも、私たちの生きている社会にはあるものです。ですから、理屈と感覚の両方をバランスよく備えていることが必要なのでしょう。

☆ 二つの方法をただ述べるだけではなく、もう少し具体的に書いてみましょう。たとえば、子供時代の感性を失わないようにするにはどうすればいいのか書いてみるといいでしょう。→ 見るものすべてが新鮮に感じられた子供時代のように、素直な目でいろいろなものを見ようとすれば、少しは子供時代の感性がよみがえってくるかもしれない。
また、二つ目の方法では、歴史が知識の羅列だと感じた体験などを書いてみてもいいでしょう。



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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