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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   過信しないことが大切   アップル

 「ドラえもん」は、「鉄腕アトムや「鉄人28号」に代表される、スーパーヒーロー型とは、全く異なったタイプのロボットとして、誕生した。そして、「ドラえもん」には見逃してはならない、重要な視点があるべきだと思うのだ。—子供のみならず大人にまで夢を与えたー。本当にそうであろうか?わたしのしる限りでは、「ドラえもん」の夢は一度もかなわなかった。次から次へと「四次元ポケット」からでてくる、奇想天外な科学の小道具は、まるで魔法のような効力を発揮して問題を一気に解決するように思えるのだが、すぐさま勝手に暴れだし、新たな問題に右往左往する結末をくり返すのである。現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。科学のしでかす失敗の連続に、走り回るしかないのがこの第三のロボット「ドラえもん」のテーマだとすれば、それに気づかずに笑って読み続ける子供たちの未来に夢は描けないのである。わたしは科学文明を過信しない事が大切だと思う。
 その理由として第一に科学文明に過信しない方が人間らしく生きることができるからだ。私は、似た話を思い出した。夏の夜は、暑がりな私はエアコンの下でガンガンにあたる風を受けながら、よく寝ていた。だから、朝起きたら、ときどき、ブルッっとすることがある。
 そして、第二の理由としては、科学を過信すると重大なしっぺ返しがくるかもしれないからだ。データによれば、二十五、世界の二酸化炭素排出量の割合(環境庁 一九九四年)は、一位 アメリカ 二二・四%である。科学のプラス面の背後に、環境問題などへの大きなマイナスが隠れている。
 確かに、科学の発達は、人類の生活を快適にした。作文もパソコンで書くので、ずいぶん楽になった。しかし、科学文明を過信しないことで、人間らしく生きれるのでは?と思う。

   講評   tama

 便利さや快適さを求めるあまり、科学文明を過信しすぎないように、ということを考えることができました。ドラえもんの道具は、私たちの憧れと理想を追求したものだと言えますが、それを手に入れることだけが幸せだとは限りませんね。

【複数の理由・実例】 「人間らしく生きる」ということは、自然に逆らわないで生きるということでしょう。エアコンで年中一定の温度に保っていると、確かに快適ではありますが、四季の変化を楽しめないばかりか、体力もなくなっていきそうですね。(実例に対する感想を述べておくといいでしょう。)
 地球温暖化の原因となっている二酸化炭素排出量のデータの引用は、内容に合っていていいと思います。データの数字は、文の流れが自然になるように考えて入れてみてください。

【名言の引用】 名言を入れてまとめてみましょう。

▲ 全体の字数とのバランスを考えると、要約がやや長いです。(半分くらいの長さでいいと思います。)


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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