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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   疑問からつながる「天才」   ファラオ

 現象を説明するための話は、なるべく人間の内的世界をかかわらせない方が、正確になることに人間がだんだん気がつきはじめた。私は不思議に思うことは大切だと思う。
 理由は第一に不思議に思う事がないとこの世の中がつまらなくなってしまうからだ。
 この理由が一番あてはまるのは理科だ。理科はほとんど「ハテナ」から始まるものだと思う。理科は実験が一番おもしろい。私だけがそう思っているかもしれないが、たぶんひたすらノートをとる方がずっと好き、なんて人はそこまでいないだろう。私は、ノートを書いているときはただ手の運動をしているだけだと思っている。手の運動という事は頭は働いていない。そりゃ、ノートを書いている時も脳はすこしは働く。しかし、実験とは大違いだろう。実験は自分が疑問に持っている所から始まる。
「これは何故こうなるのかな?」
という疑問が生まれ、その疑問に適した実験方法を考え、実行する。しかし、実験だけではだめだ。その実験結果を元に自分の頭で考えてそしてやっと
「あー。そういう事なんだあ〜!」
とすっきり解決という事になる。人間はこの様にして伸びていく者がいつの日か「天才」になるんだと思う。
 数学も同じだ。私は数学などの考える教科はどちらかというと苦手な方で少しでも分からなければあきらめてしまう方だ。でも、母によく「考えなさい」と言われるが、このごろその意味がやっと分かる様になってきた。分かるというより、解いて分かる楽しさが味わえるようになってきたと思う。公式から図にして、自分の持っている知識を全て出し切ってやっと「分かった!」につながるのだ。数学も理科もたくさんの段階を通り答につながる。どちらも同じ様なものだ。
 第二の理由は疑問を持つことにより新しい発見が生まれるからだ。日本人は多分もっと新たな発見を探しに海外へ行っているのだろう。データによると日本の年間旅行者が一五〇〇万人を突破する程になっている。これは海外からの旅行者より約五倍多い。日本人はきっとたくさんの疑問を抱き、それを探求しようとしているのだろう。
 たしかに疑問を持ちすぎるといやがられる事もある。しかし、「存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある」という名言があるように、いやがられる事をおそれず、たくさんの疑問を抱く事がこれからの世の中必要になってくるのではないかと思う。

   講評   hota

 この回は、代講になってしまって、すみませんでした。

 ファラオさんは、もうすっかり、中学生の課題の書き方に慣れて、「体験実例」をうまく書き込みつつ、いい意見文を書けるようになってきましたね。中学生になって忙しいと思いますが、よくがんばっていますね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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