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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   運も努力しだい   なまず

 「笑う門に福が来る」のであって、福が来るから笑うのではない。自分から運を寄せつけないでおいて、「私は運が悪い」となげいてる人は多い。もし、幸運がほしいなら、日常のおくり物一つに心があることが大切である。物事を安易に考えないで、苦労をとわない人が信頼するからである。こうして幸運を運んでくれる人脈はできてくる。困難のない人生などない、これが人生の運を考える時の大前提である。(要約)
 僕にも、似たような体験がある。それは、何か決めるときによくやるジャンケンという運のゲームである。
「俺はジャンケン強いぜ。」
「ジャンケンって顔で分かるよね。そういうの分かる人が強いんだよね。」
という会話を聞いたことがある。僕はすぐに、
「ジャンケンって運じゃないの?顔で分かるかもしれないけどそれもきっと運だよ。」
と言った。ジャンケンは運、運が強い人なんていない。その人は日頃一生懸命努力している人かと考えると、考えてみればそう思うけどそんなに簡単に運なんてついてくるのかなとこの話を読んで疑問に思った。それだったら、みんな運がいい人ばっかりだと思うし、自分もいろいろ努力しているから僕も運が良くないとおかしいと思う。普段努力している人の中でさらに選ばれた人が運がいいのかもしれない。それでも、運というのは納得がいかない。運の正体はこの話を読むだけでは僕には全く分からないのだ。そこで、前に友達に聞いたのだが性格のいい人はけっこう運がいいよと聞いた。性格のいい人でも毎回毎回運が言いわけではない。さらに謎が深まった。
 もう一つ、自分のことで似た体験がある。運動会のことだ。僕は運動会の組みたいそうで3段塔の1番上を任されていた。練習では、いつも僕が立つことはなく(3段塔の一番上)、はい終わりという練習が多かった。自分は本番立たなければいけないのに、練習ではあまり立たせてくれないのだ。僕は、立った状態で成功しなければいけないのにと思った。結局僕が立って練習したのは、3回ほどだった。まかぬ種は生えぬ。(ことわざ)それでも、3段塔をやるグループは仲間を信じあった。僕も皆を一生懸命信じた。そして、迎えた本番、成功した。これは一生懸命友達を信じたことが神様が認めてくれたのだと思う。これが運だとなのかなと思った。(体験談)
 僕は、運について考えてみて運というのはなにか別の言葉で表せそうな気がした。努力すれば運がいいと言えるようになる。そう考えるよりも、努力すれば、結果が出る。運は一種の結果で、ずっと前に努力したこと(最近でも)などが結果になって運と呼ばれるものになるのではないかと思った。人間にとって運とは努力した結果だと思った。僕も日常のことでどんなことでも努力し、運というすばらしい結果を得たいと思った。日常のほんの少しの努力や心がけでこのような結果になるということが分かった。僕もこれからは日常生活を見直そうと思い、友達の接し方などをしっかりしようと思った。今日の学校生活はどうだったかさっそく頭に思い浮かべた。(主題)

   講評   kaki

【1段落目】
簡潔に要約ができました。
【2段落目】
「運だめし」には、宝くじ、おみくじなどいろいろなものがありますが、ジャンケンを例に挙げたところが身近な例でいいね。その具体例と長文を比べてみて「考えてみればそう思うけどそんなに簡単に運なんてついてくるのかなとこの話を読んで疑問に思った」と、素直な感想が書けました。このように作者の意見に疑問を感じることも大事なことです。どのような点に疑問を持ったのかが、わかりやすく書けています。
【3段落目】
2段落目の疑問だけで終わるのではなく、「……一生懸命友達を信じたことが神様が認めてくれたのだと思う。これが運だとなのかなと思った。」と、どういう場合に運がいいと言うのか、自分の行動を振り返った点が、とてもよかったです。
【4段落目】
「運」は、どういう場合に生じるものなのか、筋道を立てて自分の考えを述べているところがすばらしい。最終的に「人間にとって運とは努力した結果だ」と結んだところも説得力があります。
結びの文も動作で終わっていて印象的です。


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