国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   不思議に思うこと   ショウ

子供の世界は「ふしぎ」に満ちている。「せみはなぜ鳴くの。」と思ったりする。子供の「ふしぎ」に対して、大人は時に簡単に答えられるけれど、一緒になって「ふしぎだな。」とやっていると、自分の生活がそれまでより豊かになったり、面白くなったりする。子供が「なぜ。」と聞いたとき、すぐに答えず、「なぜでしょうね。」と問い返すと、子供からは面白い返事が返ってくることがある。それは、子供が自分で説明を考えたのだろうか。それは単なる外的な説明だけではなく、何かあると「お母さん。」だからこそ、子供は自分の答えに納得したのではなかろうか。そのときに、その子にとって納得のいく答えというものがある。そのときに、その人にとって納得がいく答えは、物語になるのではなかろうか。それは単に「ふしぎ」を説明するなどというものではなく、存在全体にかかわるものとして、その存在を深め、豊かにする役割をもつものであった。僕は、不思議に思うことは大切なことだと思う。
その理由として第一に、不思議に思うことによって、さまざまな新しい発見があるからだ。「どうしてこうなるんだろう?」と疑問を抱くことによって、その疑問を解決しようとする。それをもとに、現代の科学まで発展してきた。つまり、これからも多くの疑問を抱くことによって、まだまだ科学は発展していくと思う。例えばエジソンは、子供の頃、多くの疑問を持っていたという。たくさんの疑問を持ち、それを解決しようとしたことで、世紀の発明家と呼ばれるようになったのだ。エジソンの発明したもので、現代に生かされているものも数限りないほどある。
 また、第二の理由として、不思議に思う気持ちがないと、毎日の生活がつまらなくなってしまうからだ。何もかもがあたりまえだと思ってしまうと、毎日が同じような生活になってしまい、楽しくなくなる。そこで、僕たちは、新しい刺激を求めていったことの無い場所に旅行に行ったり、新しい製品を買ったり、読書をして新たな知識を身につけようとするのだ。海外旅行者数(国土交通省 平成十九年)というデータによると、二〇〇七年の海外旅行者数は、約一七二九万人である。これは、多くの日本人が、今のままではなく、もっといろいろなものを見てみたい、と思っている結果である。旅行先で見たりしたことを不思議に思うことで、どんどん生活の幅が広がっていくのだ。
 確かに、不思議に思えばそれでいいというわけではない。しかし、「存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある」という、ことわざがあるように、不思議に思う気持ちを抱き、それを解決しようとすることは、自分にとって必ずプラスとなるはずだ。

   講評   hamati

 データを調べて、しっかり引用することができましたね。すばらしいですよ。来月もがんばりましょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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