国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   手仕事には味がある   かゆと

 日本は今もすばらしい手仕事の国である。手仕事で作られたものは民俗的特色がある上に親切に作られ、仕事に喜びがある。最近手仕事が投げやりにされているが、手仕事を更に育てていくべきだ。
 ところで、芸術家の作品には銘や落款がついている。しかし、職人が作ったものにはこういった物がついていない。職人たちは名ではなく、物で残ろうとするからだ。
 例えば、僕の場合、この前の家庭科のことだ。僕は授業でポケットティッシュ入れを作った。我ながら見ていると実に可笑しい作品だった。
 まず、アイデアの点だ。一つ目は、なんと言っても見た目。青色のフェルトのティッシュケースいろんなのが付いている。縁には黄色の布がついている。これは、初めにやったかがり縫いがばらばらになっているので、それをかくすためにつけたが、上の縫い目もばらばらであまり意味なかったかもしれない。また名字の縫いとり。漢字の形に縫いとった。これは比較的良かった。そして、一番上手なのがボタン。飾り用で一つ付けていた。これだけピシッとしている。ここだけ格好いい。
 こんなあんばいだ。決して、いわゆる上手なものではないが、僕はこれが気に入っている。苦労して苦労して作ったからこそ大事に使えるのである。
 この前、塾の問題の中にこんな文章があった。要約すると、
「最近の家庭ではちゃんと家で料理する習慣が急速にすたれつつあるように思われる。
 イギリスではお客様を家に招いたときでも家庭料理を出すのが、常識である。その家の一番得意な料理を奥さんが一生懸命作って出す。その一方日本ではスーパーやデパートで冷凍食品の大売出しをすると、主婦がワーッと押し寄せるという。忙しくて料理が作れないことはイギリスでもあるが、日本では、ほとんどを冷凍食品で済ませることも多いのではないか。このままでは日本の人々はロボットになってしまうのではないか。」
 その通りだと僕は思う。工場で大量生産される何万、何十万の冷凍食品。悪い訳ではないが、やはり手作りの味があるだろう。
 僕は工場を否定はしない。確かに、安く大量に同じ品質のものを創り出せる点は良い。
 でも、手作りの方が味があって良いとわかった。品質は工場の物より劣っていたとしても。「山高きが故に貴からず」である。
 

   講評   omi

 自分の文章をしっかりと読み直し、清書できました。読解問題もがんばりました。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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