創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   効力感は、ただ自分の努力   ムーン

効力感は、ただ自分の努力によって好ましい変化を引き起こすことができた、というだけでは伸びていくものではない。これこそ自分のしたいことだと思える活動や達成を選び、そこでの自己向上が実感されて、はじめて真の効力感は獲得されるからだ。親が注意すべきことといえば、何よりもまず賞罰によって子供の行動をコントロールしすぎないということだ。子供の内部にある知識や価値基準を明瞭化し、それが子供の行動を導くものになるのを助けるという形で行われるべきであろう。そのため子供の頃から効力感を持たせる育て方をするべきだ。
そのための方法としては第一に、できたことをどんどん褒めることだ。私も、漢字検定の五級を合格したとき、親にすごく褒められたことがあった。
また、第二の方法としては、日本の減点主義の文化風土を改めることだ。江戸時代の日本は、減点主義であったために、政治の中枢は実力に乏しい人によって占められていた。明治維新はその古い体制を打破したために、多くの若者が活躍した。
確かに、自分の限界を知るということは大切だ。しかし、「急がば回れ」ということわざがあるように、日本の社会はもっと効力感を持たせるような教育をすべきだと思う。

   講評   yuta

◆わかりやすい要約です。字数も程良い。 当為の主題は『そのため子供の頃から効力感を持たせる育て方をするべきだ』。
◆『そのための方法としては第一に、できたことをどんどん褒めることだ』とし、漢字検定に合格して褒められたことを紹介できました。そのときの心地良い高揚感や、その後のチャレンジをふり返って、プラス面を強調しましょう。
◆『第二の方法としては、日本の減点主義の文化風土を改めることだ』とし、江戸時代と明治時代を「減点主義」で比較した歴史実例を挙げられました。減点されることを怖がっていては、なんの挑戦もできませんね。明治になって急に思想があふれてきて、日本は大きく変わりました。
◆『確かに、自分の限界を知るということは大切だ。しかし、「急がば回れ」ということわざがあるように』。【ことわざの加工】をしてみましょう。“親は「急がば回れ」の心構えで子どもの成長を見守るべきだ。そして、子どもは「いいから回れ」だ”(←うう〜ん、イマイチか……^^;)。 書き出しの意見に戻ってしめくくれましたね。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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