低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ミミズがある生態系に生存することで「自然の経済」にどんなかかわりをもつか、それが、イギリスの生んだ偉大な生物学者チャールズ・ダーウィンのミミズに関する着眼点だった。土とミミズ。例外はもちろんあるけれど、ふつうのミミズは、土を豊かにするために決定的に重要な動物である。「進化論」で有名なダーウィンは『ミミズと土』という書物を著し、多年にわたる研究成果をもとにして、自然の中でミミズが受けもつ役割について詳述し、もしミミズがこの世にいなくなったら植物は滅亡に瀕するだろうと結論している。要約
このようにミミズならミミズらしい、そんなことをさせるというのはよいことである。適材適所という言葉があるが、適材適所はそれに適したところにそれを使うという意味だがここでいっているのはそれ自体がそれらしいこと、そのために使われるということである。長文の中の話のようにミミズだって土壌をきれいにするという役割を持っているわけだ。そのように適材適所ではないそのものを生かすというのがよいということがいいのかは理由が二つある。
一つはそのまんまでそのもの自体の力を最大限出せるということだ。その人の適性や能力に応じて、それにふさわしい地位・仕事に就かせることではなく、「その物の適性や能力らしさが発揮できる役割に就かせること。」には実はそのようにさせる人も大変なのである。
もう一つの理由はたとえ話だがあなたの得意なことは?ときかれると野球とか、理科とか、割といろいろ出てくる。しかし、あなたらしさを発揮できるところは?ときかれて野球選手、科学者などと気楽に言う人はいない(と信じたい(笑))と僕は思う。自分でもわからないのに他人にどうこう言われてすむ話ではないのだからやはり自分で決めないといけない。しかし、それを見つけた時はただえさえでも方向性が見つからないのに一つ希望が見えたらそこに進むしかないとほとんどの人が思うことだろう。そこにくるとそれこそ自分らしさが発揮できる。
しかし、自分にも決められなかったら他人に頼ってもいいではないか、そう考える人もいる。しかしそれは最終手段である。それは自分らしさを発揮できることではなく自分の得意なことも答えられない人の行うことである。
名言にも〈良い友人を得たければ、まず自分が良い友人でなければならない。〉というものがあるようにじぶんが変われば相手も変わるのだ。これからは自分らしくというのが無理でもそれを探す努力をすればいいと僕は思う。それが自分らしいことなのではないかとも思える。
講評 nane
今度、暗唱を先にやろう。400字だから、電車の中で覚えておくといいよ。
それからマインドマップ風構成図も。
題名は、中身がわかるように書こう。
「適材適所ではないそのものを生かすというのがよいということがいいのかは理由が二つある」は、ちょっと意味がわかりにくいか。
主題はできるだけシンプルにして、実例と表現で豊かに書いていくのがコツ。
よく考えていることはわかる。けど、説明だけで話を進めるのではなく、具体的な実例も入れておくとよりよくわかる。
たとえば、「先日、こんなことがあった」という実際の体験など。
自分らしく生きるという主題を最後まで一貫させて書いたところがいいね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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