国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2426 今日652 合計52988
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   小さなリリーフエース   えてぬ

 ミミズがある生態系に生存することで「自然の経済」にどんなかかわりをもつか、それが、イギリスの生んだ偉大な生物学者チャールズ・ダーウィン(一八○五〜一八八二)のミミズに関する着眼点だった。土とミミズ。例外ももちろんあるけれど、普通のミミズ土を豊かにするために決定的に重要な生き物である。進化論で有名なダーウィンは『ミミズと土』という書者を著し、多年におよぶ研究成果をもとにして。自然の中でミミズの受けもつ役割詳述し、もしミミズがこの世にいなくなったら植物は滅亡に瀕するだろうと結論している。農村で多くの人々が、口にしている「土が死んだ」ということ、それは「ミミズが死んだ」ということだというのは、実に深刻なことである。ぼくは、小さいものの役割を見直すことは大切だと思う。
 その理由は第一にその小さな体で大きな自然社会の重要な歯車として回っているからだ。ミミズがいなくなったら土が死ぬという話があるようにミミズは大きく自然の、社会貢献(?)をしている。人間もミミズがいなくては生きていけないのだ。
 その理由は第二に、ミミズなどを大切にしなかったがために環境を破壊し続けた歴史があるからである。日本は年間東京ドーム135杯分のゴミを排出しているというデータがある。
 確かに食事にミミズが入っていたら邪魔だ。しかし縁の下の力持ちという名言がある。このような地味だがなくては必ずいけない。僕は野球をやっているのだが、野球で言うリリーフピッチャーのようなものだ。以上の理由でミミズのような自然界の小さなものの働きを再確認する事は大切だと思う。
 


   講評   miki


題名のつけ方が、野球に燃えているetenu君らしくとても的確でユニークだな、と感心しました。(^u^)
☆構成(複数の理由1・2)あなたが述べたこの二つの理由は、とても納得できるものです。
☆題材(データ実例)
「日本は年間東京ドーム135杯分のゴミを排出している」というデータを使って、人間が、環境を破壊し続けているという現状を、分かりやすく説明できました。
☆表現(名言の引用)目に見えないところでミミズは、私たちの健全な食生活を支えているわけですから、「縁の下の力持ち」ということわざが、この意見にぴったりですね。姿や形は多少グロテスクでも、土の浄化と有機肥料を施しているという働きをしています。この意味でとても貴重な存在だから、名言では「雑草とは……」などが使えそうです。また「野球で言うリリーフピッチャーのよう・・・・」という比喩が素晴らしい!まさに、ミミズは、土を蘇らせ、地球温暖化をくい止める救世主かもしれませんね。
☆主題(是非の主題)「ミミズが死んだ」ということだというのは、実に深刻なことであるとうけとめ、小さい生き物の役割を見直すのが大切だと、しっかり意見化することができました。
【表現のくふう】
△ミミズは大きく自然の、社会貢献(?)をしている→ミミズは自然環境破壊を阻止するために、大きく社会貢献をしている
△確かに食事にミミズが入っていたら邪魔だ。→
【例→】僕たちが普段の食事に登場する野菜に、ミミズの存在を意識することはあまりないけれど、サラダを食べる時に、イメージすると、ちょっとためらってしまうかもしれない。(少し極端な表現になるので、もう少し柔軟な表し方をくふうしてみましょう。)


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)