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　　　期待　　　モカ

　ミミズがある生態系に生存することで「自然の経済」にどんなかかわりをもつか、それが、イギリスの生んだ偉大な生物学者チャールズ・ダーウィン（１８０９〜１８８２）のミミズに関する着眼点だった。土とミミズ。例外はもちろんあるけれど、ふつうのミミズは土を豊かにするために決定的に重要な動物である。自然の中でのミミズ役割を科学的に認識することによって、人間としての付き合い方を選べるものなのだと、思わず自分の日常生活を振り返らされたものである。私は、自然界の小さな生き物の活躍を知るべきだと思う。
　その理由は第１に、ミミズは土を豊かな土に変えてくれるからだ。私は、ミミズいじめをしていた。その頃はミミズがそんなに大切な役割をしてくれているとは思っていなかったからだ。いじめ方はすごく簡単。スコップで庭の土を掘ってミミズを見つけたら、家の前にある排水溝に落とす。その作業を１０回以上はやった。掘っているとき、もうここからはミミズが出てこない、と思い、違う場所に移動した。移動した場所を掘るとたくさんいた。掘ったらすぐ見つけられる。今思えばあそこの土を掘った感覚は確か・・・やわらかかった！でも糞という点が残念。しかし、この長文を読んで、もうミミズいじめはやめようと思った。やらないのが当たり前だが‥‥（笑）
　その理由は第２に、ミミズがいれば土が良い土になる＝植物が育ちやすくなるからだ。植物が育てば今、問題となっている環境問題に協力できるのではないか？だが、それだけではダメだと思う。これ以上ミミズが住んでいそうなところはつぶして、ビルなどには建て替えないということが大切になると思う。そして、世界の二酸化炭素排出量の割合（環境庁　1994年）のデータを見てみると、日本は４位に入ってしまっている。アメリカ、中国、ロシアよりはるかに面積が違うのに・・・・。エコも大切だが、生物も大切にする考え方を持つのも大切だと思う。だから、ビルなどに建て替えないということは「大切になると思う」ではなく、「大切だ」と言い切れる。（これはあくまでも私の考えからでた意見）
　確かに、ミミズについて知らない人、あんな小さな生物のどこがいいのか？という意見も出ると思う。しかし、花はだれが見ていなくても咲いている、という名言があるように、緑もだれも見ていなくても少しでも多く生えているようにしてみたいでわないか。やはり身近なことから始めれば阻止ぐらいは出来ると思う。みんなががんばれば、自然が元に戻る地球になっていると思う。だから身近なことから、エコ、そして、ミミズの活躍をみていみたい。ほかの生物だって人間が守ってあげれば何か良い働きをしてくれるのではないか？だから私は自然界の小さな生物の活躍を知るべきだと思う。

　　　講評　　　yuta

◆要約は上手くまとめましたね。是非の主題は『私は、自然界の小さな生き物の活躍を知るべきだと思う』。簡潔ないい言葉で示せました。
◆『その理由は第１に、ミミズは土を豊かな土に変えてくれるからだ』。ミミズは小さな子でも捕まえられる穏やかな生き物だね。掘るとミミズが出てくる土、それは、柔らかくて良い土だったんですね。ミミズの糞だと思うと、ちょっと心中複雑だけど(^^;)。
◆『その理由は第２に、ミミズがいれば土が良い土になる＝植物が育ちやすくなるからだ』。『世界の二酸化炭素排出量の割合（環境庁　1994年）のデータを見てみると、日本は４位に入ってしまっている』というデータの引用の仕方もスムーズです。　“エコも大切だが生物も大切にする考え方を持つのも大切”という言葉、いいですね。
◆『確かに、ミミズについて知らない人、あんな小さな生物のどこがいいのか？という意見も出ると思う』しかし『花はだれが見ていなくても咲いている』というように……身近なミミズの存在に気づくところから始めるのは、いい方法だね。
　　　　　　　
★生えているようにしてみたいでわないか　→　してみたいではないか