国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   歯いしゃはいたい?   ビクトリア

「ねえ、お父さん。歯いしゃさんていたいでしょ?」
「いたくないよ。」
お父さんがささやきました。
 水曜日に歯いしゃに通うことになりました。わたしの歯いしゃのイメージは、歯をけずるたびに、いたい!いたい!となきさけんでいるような感じです。だからわたしは歯いしゃは大の苦手です。わたしが、5才の時に、前歯をぬいたのが原いんだと思います。その時はわたしがないたほど痛かったのです。お父さんは
「歯いしゃさん、行ったほうがいいんじゃない?」
ときどきそう聞いてくるのです。それにつれてわたしはギクッとして、
「えーっ・・だっていたいじゃん!じゃあ、お父さんが歯いしゃに行くとしたらどうなのさ?」
と聞き返しました。
「えっ、お父さんは、歯をみがいてもらったりするから、うれしくて、気持ちいいと思うけど。」
お父さんは答えました。変わった人だな。わたしはそう思いました。そして実さいに行ってみました。こわいよう。もし、ズキーンってなったらどうしよう。困るよう。わたしの心ぞうははちきれそうでした。でもラッキーなことに、むし歯に薬をつめこむだけだったので、いたくはありませんでした。
 たしかに、だんだんなれてくるとあまりいたくないと感じるでしょう。お父さんの言う通り気持ちいいかもしれません。もしかしてお父さんはこう思ってるかもしれません。
「おれ、歯ンサム?」

   講評   onopi

 水曜日に歯医者さんにかようことになったようです。行く前にお父さんと歯医者さんについてお話したのね。書き出しの工夫にそれを使うことができました。言った人のようすがよく書けています。あなたの歯医者さんに対するイメージはあまりよくないようですね。そんな中お父さんは行ったほうがいいとすすめてくれます。ふくざつな気もちになりますね。大好きなお父さんの言うことだからそうだと思いたいけれど、いたかった思い出があるからそうは考えられないと思っているあなたの気もちが作文から伝わってきます。じっさいに行ったときは、そんなにいたくなくてよかったですね。さいごに書かれているダジャレはなかなかのものです。
    


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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