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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人工のものか、手作りのものか   さくら

 私たちは長い間、木綿中でと木の中で暮らしてきたが、明治以降それを捨て人コル材料を追いかけてきた。しかし、自然の木は切られた時、第一の生を断つが建築の用材として使われると再び第二の生が始まり、その後何百年もの長い歳月を生き続ける力を持っている。バイオリンのふるくなるほど音がさえるということも材質の変化で説明できる。私たちは機械文明の恩恵の中で数量的に証明できるものにのみ心理があり、それだけが正しいと信じすぎていた。だが自然が作ったものは、原始的で素朴な材料であっても、コンピューターでは解明できない側面を持っているのである。要約
 もうすぐ年賀状を書く時期になるが、毎年毎年思うことがある。それは手書き文字のほうがパソコン文字より心がこもっていて良いということである。絵も、メッセージもすべてパソコンだとこれはひとりひとりに、ということでなくてみんなに一斉に送っている、という感じがして少し寂しい。反対に絵やメッセージが手書きだと多少見栄えが悪くても、まるで毛布に包まれているかのように温かい気持ちになることができる。同じ「昨年はいろいろありがとう。今年もよろしくね。」という文でもはがきをみてうける印象はずいぶんちがう。
 これは父から聞いた話だが、父は新しいかばんと昔からあるかばんがある。新しいほうが見た目がきれいだし、デザインもよいと思う。しかし自分では昔からあるかばんのほうが、使いやすくてよいというのだ。なぜ新しいかばんより、昔からあるかばんのほうがよいのか訊いてみたらそれは革がやわらかくなっていていろいろなものが入るからだそうだ。年季の入っているもののほうがよい、ことが分かった。
 人間にとって機械を使って作られたものは簡単で便利だが、手作りの物のほうが心がこもっていてよいことがわかった。

   講評   jun

 要約は、わかりやすく端的にまとめることができました。
 第二段落では、パソコンで作られた年賀状と手書きの年賀状とを比べ、その違いについて考えることができました。「まるで毛布に包まれているかのように温かい気持ちになる」とは、本当にそのとおりですね。均一にそろったパソコン書きのものと比べると味があって、人のぬくもりが感じられますよね。
 第三段落は、お父さんから聞いた話が書けましたが、これもぴったりのいい実例です。新しいものの方がよいと考えがちですが、使えば使うほど使いやすくなり、愛着がわくということもありますね。
 最後は、わかったことを書いてまとめることができましたが、この後に、自分の問題として、これからどうしていきたいかをつけ加えてみましょう。そうすると、全体のバランスがよくなりますよ。
                                  

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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