創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
見えないけど、積み重ねなのか? モカ
頭の中では、時間は過去、現在、未来に三分割される。ところが、時間直線を描けばわかるように、「現在」とはその時間直線の上の一点に過ぎない。未来とはなにか。本来の未来とは、なにが起こるかわからない「ああすれば、こうなる」で拘束されていない時間である。医師は、もっぱら患者の検査に没頭する。それはすべてが現実化したからである。私は、今の一瞬、一瞬を充実させるべきだと思う。
その理由は第1に、未来とはどうなってもおかしくない世界だからだ。私が小学校3年生のとき、「ものづくり本」というのが家にあったので見ていた。あるページには、毎年、夏休みの作品でクラスの男子2、3人が作っている感じの作品が載っていた。それは迷路だ!ビー玉を落とさないようにゴールまで運ぶ。この遊びは意外とムキになってしまう(笑)私は前からコレを作ってみたくて、作り方をみて、つくろぉーと一人で気合を入れていた。こんな感じに仕上がればいいなぁ〜なんて思って軽い気持ちで作ろうとしていた。が、ダンボールを使うので切るのに一苦労。切れた!と思ったら、ガタガタ・・・上手く付かない。完全に先の夢を見すぎてたなぁ〜。
その理由は第2に、今という時間はもう戻ってこないからだ。もうこの内容の作文を書くことはないハズ。勉強嫌い7割超す(文化省 学力テスト・学習意欲アンケート)のデータを見ると、勉強嫌があまり好きではないが一番多いが、勉強の好き、嫌いはいくら言っても、義務なので、無料?!で知識を身につける機会は今しかない。だから今を大切にする。今しかできない事だってたくさんあると思う。未来はどうなるかはわからないが、みるのならば、積み重ねしかないと思う。
確かに、未来に向かって頑張ることも大切だ!しかし、人間というものは、結果から事のよしあしを判断する。という名言があるように、何年後かの結果、こんな人生になった。という結果だけではよしあしは判断してはいけないと思う。一瞬、一瞬を充実させてきてのまとめを判断する方がこれからの自分にもっと役立つのではないか?だから私は今を充実させることは大切だと思う。
講評 yuta
◆要約、うまくまとめましたね。(^^)b 『私は、今の一瞬、一瞬を充実させるべきだと思う』。力強く、そしてキラキラとした一文ですね。
◆『その理由は第1に、未来とはどうなってもおかしくない世界だからだ』。“こんなはずじゃなかった”というため息が世界中から聞こえてくるこの頃ですものね(^^;)。 体験実例は、ビー玉迷路の話。そうそう、遊びだすとムキになるのよね、あれ(笑)。ダンボールに苦戦を強いられたモカさん。“完全に先の夢を見すぎてたなぁ〜”。夢と現実はイコールとは限らないのね。
◆『その理由は第2に、今という時間はもう戻ってこないからだ』。『勉強嫌い7割超す』というデータを紹介して、“無料で知識を身につける機会は今しかない”という説明ができました。勉強する時間がたっぷりあるのも学生時代だけですね。
◆『確かに、未来に向かって頑張ることも大切だ』。目標がなければ、今を頑張ることができませんからね。『しかし「人間というものは、結果から……』と名言を引用して、うまく書き出しの意見へつなげました。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |