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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   小さな生き物の大切さ   えむや

 ミミズがある生態系に生存することでどんなかかわりを持つかを示した書物がある。それは「このように分化の低い動物で、このように重要な役割を演じてきた動物が、ミミズ以外にいようか。もっとも分化の低い動物すなわちサンゴはサンゴ礁を形成してきたが、それほど熱帯に限られてきた」と対比して、ミミズに対して敬意を表した。自然の中でのミミズの役割を化学的に認識することによって、人間としてのつき合い方を選べるものなのだと、思わず自分の日常生活をふり返らされたものである。僕はこの文章を読んで思ったことは、小さな生き物は人間にとって大事な存在だと思う。<主題:是非の主題>
 1つ目の理由としてミミズと同じ害虫のクモで考えてみる。クモは害虫を食べてくれますね。役に立っている微生物もいる。それは、今ではウジムシも治療に使っているそうです。小さな生き物の役割を知っていれば、私達人間を支えて助けてくれる存在になるからだ。<構成:複数の理由一・二>
 人間が人間中心の考えを持っていると、自然破壊や地球破壊につながってしまう。それは、人間と一緒に生きている小さな生き物達にも影響が及ぶ。そこで、データ実例から考える。それは「年間ゴミ排出量」をみると5020万トンという結果が出た。これだけあるのだから害虫は必要だと思う。<題材:データ実例>
 確かに、小さな生き物だけが人間を支えているわけではない。また、自然界を支えているわけでもない。しかし、「雑草はまだその美点を発見されない植物だ。」という名言があるように小さいものも役割を発見することが大事なのではないだろうか。<表現:名言の引用><主題:反対意見の理解>


   講評   kako

 こんにちは、えむや君。頑張りましたね。「是非の主題」が書けましたね。それに対する理由を一つ書くことができていますが、「1つ目の理由として」の後は、「〜で考えてみる」とするのではなく、その理由を示してみましょう。その方が、読み手は理解しやすいと思います。また、文末は常体文でそろえるようにしましょう。なぜ、ウジムシを治療に使っているのか、どんな特徴を人間はウジムシに見出したのかなど、もう少し具体的に書いてみるとよいでしょう。
 二つ目の理由も明確にしてみましょう。データ実例は使うことができていますが、5020万トンの結果と害虫が必要ということ、自然破壊とを結びつけてみましょう。なぜ、5020万トンのゴミが排出されると害虫が必要なのかな? 自然破壊とはどういう関係なのでしょう? もう一度、考えを整理してみるとよいですね。最後のまとめは、「名言の引用」を入れて書くことができましたね。

          

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