国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   年上のテレビ   カンテーレ

 「かーめーはーめー波ー!!」
ぼくは「ドラゴンボール」というアニメが大好きである。なので、よくその番組を見るためにテレビをつける。なぜ「ドラゴンボール」が好きなのかというと、キャラクターが派手なアクションをするからだ。さて、ぼくの家にはすごいテレビがある。そしてそのテレビは、ぼくが生まれる前からあった。なのにケーブルも映るし、ビデオだって見ることができる。「ドラゴンボール」もこのテレビで見ているのだ。まさにスーパーおじいちゃんテレビである。

 「ザーッ」「ザーッ」
「バンッ」「バンッ」
だがそのスーパーおじいちゃんテレビも、ぼくが四才位の時にこわれかけた。その症状は、突然テレビが映らなくなるというものだ。でもたたくと直ったので、ぼくが毎回たたきに行っていたらしい。そして今はまだ映っている。そのテレビは昔では性能が良いと評判だったので、まだきれいに映っている。くさってもたいだなと思った。ところがそのころ日本には大量のゴミがあったので、修理にだしたみたいだ。するとすごく長持ちして結局7,8年も、映っている。でも、母さんは薄型テレビがほしいのでいいかげんにこわれてほしいらしい。

 ところで、話は変わるがこれは母さんに聞いた話だ。弟は前、ニセモノのクロックスを持っていた。そしてニセモノなので「パッチモン」と呼んで、なぜか大切にしていた。ところがくつに穴があいたので、母さんがこっそりゴミ箱に捨ててしまっていたのだ。すると弟がパッチモンを見つけて号泣。結局そのくつはまだくつ箱に入っている。そして今弟は、「ホンマモン」をはいて喜んでいるのだ。だが今日うっかり水たまりに入ってしまった。これでは、大事にしているのかしていないのか分からない。

 人にとって古いものとは、長年ふれあったものなので愛着があるのだと思う。だから捨てられると泣いてしまうのだろう。こわれたものや古いものはじゃまだと思うけれど、いざ捨てるとなると悲しくなるんだな。だからぼくは、テレビを捨てたくない。でもいつかはこわれるので、こわれるまでしっかり使ってやろうと思った。

 「本日のニュースです。」
今日もテレビはしっかりと映っている。

   講評   hira

 これぞ、清書! よく考えて、隅々まで丁寧に書き直せましたね。読み終わった後、じんわりと心が温かくなる作品が完成した。映画「男はつらいよ」シリーズみたいだなあ。(ユーモアと人情ある映画です。)




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