低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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自然のものの大切さ たけたけ
私達は長い間、木綿と木の中で暮らしてきた。だが明治以降それを捨てて、新しいものへ、新しいものへと人工材料を追いかけてきた。木はきられた時に第一の生を断つが、建築の用材として使われると再び第二の生が始まって、その後何百年もの長い歳月を生き続ける力を持っているのである。そして木はそれが生育した土地で使われた時、一番しっくりとして長持ちする。私達は、機械文明の恩恵の中で、工学的な考え方に信頼を置くあまり、数量的に証明できるものにのに真理があり、それだけが正しいと信じすぎた。だが自然が作ったものは、コンピューターでは解明できない側面を持っている。
僕は、『自然で作られたもの』と『人工的に作られたもの』は、どのような違いがあるのか調べてみた。例えば服。木綿百パーセントで作られている服と、化学繊維で作られている服では、化学繊維の服は沢山作ることは出来るが、木綿の服とは違って温かみを感じない。手紙も、手書きのものを送られるのと、ワープロで作られたものを送られるのとでは、ワープロで作られたものの方が綺麗だが、手書きで書かれたものの方が温かみを感じる人が多いと思う。このようなものの他にも、いろいろとあるはずだ。僕は、自然のものの良さを、だんだん分かってきた。
僕は母に自然によって作られたものと、人工で作られたものに母が抱くイメージを教えてもらった。
「花を育てていると、たまに造花も見るんだけど花は毎日毎日違って、においもあるし、温かみがあるんだよ。でも造花は、綺麗なんだけど、毎日同じだし、何か温かみのないような感じがするよ。」
と話してくれた。やはり、自然で作られたものの方が人工で作られたものよりも良いところがあるということが分かった。
僕は『自然で作られた物』と『人工で作られた物』の違いというものがよく分かった。人工で作られたものは、確かに便利だが、自然のものの良さも見直していかないといけないんだな、と思った。人間にとって自然のものとは、人に温かみを感じさせてくれる大切なものだということが分かった。人工で作られたものにも確かによいところもあるけれど、自然のものには、自然のものならではの魔法のような力を持っているのだということが分かった。
講評 kira
たけたけくん、こんにちは。いよいよ今年さいごの月です。
1週目は「進級テスト」です。頑張ろうね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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