創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   動物が生きることの大変さ   えむや

 人間は狩る立場に立つことはあっても狩られる立場にまわることはほとんどなくなった。最近では事故や病気で死ぬことさえ最小限に抑えられ、現にわが国などは、平均寿命において世界一の数字を誇っている。それに伴いわれわれは狩られる感覚をすっかり忘れてしまった。だから自分より強くて速い相手に狩られることはそのまま極端な不幸であるという単純な認識にこりかたまってしまっている。動物の場合、われわれとは死の概念自体がずいぶん違うのではないかと思うのだ。この場合の動物という言葉には、現代文明の中で生きるわれわれのような人間以外のすべての哺乳類を含む。彼らにとって死とは、衰弱した精神が描く単純で強烈な恐怖の源ではない。僕は死を意識して生きることは大事であると思う。<主題:是非の主題>
 一つ目の理由として、死を意識することで毎日の生活が充実するからである。その例としては、今年の夏休みに社会の宿題で人権について書く作文の宿題が出た。僕の学校は夏休みが短く、この宿題以外にも宿題が出ていたので期限に間に合わせるのが大変だ。しかし、この作品は学校を通して県に出品するものなので期限を守らないといけない。それによって僕はこの宿題を一生懸命やりしっかりと期限までに終わらせた。このように死ぬ瞬間を期限最終日だとすると自分が死ぬその時までにやりたいこと、やっておかなければならないことを一生懸命することでしょう。毎日、それらをこなすために時間を惜しんですると思うからだ。また、そうすることによって何をいつまでに仕上げなければならないのかを考え、そうすることによってスケジュールをたてて計画的に過ごせると思うからだ。
 二つ目の理由としては、30代の人はいきがいよりも収入に目的を置いており、60代の人は収入よりも生きがいに目的を置いている。平均寿命が77歳とすると、60代の人にとってあと17年しか生きることができないということになる。自分の「死」が刻々と迫ってきている時、収入よりも生きがいに目的を置き、やりたいことをするのかもしれませんが、30代であっても「死」を意識したら残される家族のために少しでも稼いでいこうと思うのかもしれない。これも「死」に対して意識を持っている証拠だと思う。<構成:複数の理由一・二><題材:データー実例・長文実例>
 確かに死ぬことばかり考えていても、楽しくはない。しかし、「限られた人生で大事なことは、「何をするか」ではなく「何をしないか」である」という名言があるように「死」を意識して計画を立てることが大切だと思う。<表現:名言の引用><主題:反対意見への理解>

   講評   kako

 こんにちは、えむや君。今回は、頑張りましたね。字数もこう目もきちんと書くことができています。進級試験は合格です。おめでとう!
「是非の主題」「複数の理由」が書けています。体験実例はとても身近で、誰でも共感できるような例を挙げられていますね。とてもよいと思います。第三段落には、もう一つの理由を書いてみましょう。「データ実例」から考えると、どんな理由が挙げられるかな? また、データ実例は、どのデータを使ったのか、見出しを「 」で書いておくようにしましょう。
「反対意見への理解」はよいと思います。「名言の引用」もできましたね。名言には「何をしないか」が大事であることが書かれていますから、その意味がどういうことであるのかを考えて、意見につなげてみましょう。



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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