国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ヤゴってこわいな そもろ
ヤゴってこわいな
ぼくは、ヤゴをつかまえたことがあります。つかまえた場所は、ぼくの通っていた小学校のプールです。ヤゴとりは、ぼくの通っていた学校の二年生の行事です。
ぼくは、ヤゴを三びきとったけど、それだけでは少なかったので友だちから二ひきもらいました。それで、そのヤゴたちを飼うことにしました。
ヤゴを水そうに入れてみるとすいすいと泳ぎだしました。口から水を吸っておしりからぴゅーっと出して泳いでいるそうです。それはまるでロケットのような速い泳ぎ方でした。
ヤゴが食べるものは、アカムシユスリカのよう虫のアカムシという生き物です。ぼくがアカムシを買ってきた所の名前は、上州屋というつり具屋さんでした。早速アカムシのつつみを開くと、お父さんが、
「気持ち悪っ!」
とさけびました。ぼくも同じようにさけびました。アカムシがたくさんうようよ動いていました。ぼくがアカムシをつかみ上げてヤゴと水の入っている虫かごに入れました。早速ヤゴは、アカムシを食べていました。ぼくがおどろいたことは、その食べ方です。まず、そのヤゴがアカムシに近づいて、次に一気にアゴをのばして、血をすっていたのです。ヤゴがアカムシを食べた後はアカムシのからがのこっていました。
ある日、ヤゴの水そうを見てみたら、ヤゴの口からヤゴの足のような物がでていました。さいしょは、ぼくはとんできた草だと思っていましたが、よく見てみたらそれは本当にヤゴの足でした。ちゃんとアカムシをあげていたのに共食いなんてビックリしました。
ある朝、ヤゴの水そうを見てみたら、ぼくのたてておいた羽化のためのわりばしの所に、ヤゴのぬけがらがありました。一ぴきはトンボになってたぶんどこかに行ってしまったのだと思います。もう一ぴきは、トンボになってその水そうの上にいました。
お母さんは、夏休みの宿題でカビのかんさつをしたそうです。お母さんは、パンをいろいろな場所においたり、乾そうさせたりしめらせたりして、カビの生え方の実けんをしたそうです。ぼくもやってみたいと思いました。
ヤゴのかんさつをして、図かんではわからないとこが、いろいろとわかっておもしろいと思いました。
講評 kiri
こんにちは。今週はしんきゅうテストです。いつものとおりがんばったね。
<こうせい> 「ヤゴってこわいな」と、いい題名を考えました。読む前からどんなにこわいのかドキドキするよ。
<だいざい> ヤゴの観察、しっかりできたね。アカムシを食べる食べ方も、びっくりだけど、もっとびっくりしたのは、ともぐいをしたことだね。ざんこくだけど、生きるためにはそうするしかなかったのかもしれないね。お母さんにも子どものころの話を聞くことができました。カビの観察をしたのだね。その話を聞いて、そうたろうくんもやりたくなったのだね。今度やってみるといいよ。
<ひょうげん> ヤゴの泳ぎ方を「まるでロケットのような」とうまく表現しました。すごくスピードがあるのだね。しらなかったよ。
<しゅだい> 実際に観察してみると、図鑑ではわからないことも発見することがあっておもしろいね。「自分だけが思ったこと」でまとめることができました。
☆ キーワードも字数もごうかくです。しんきゅうテスト、ごうかくおめでとう! りっぱな作文だったね。これは清書候補です。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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