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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   手書きと電子機器   あまぐり

手紙というものは、そうやさしいものではありません。受け取る側からすれば、差出人のない手紙ない手紙などでは一向にありがたくありません。手紙妙味の真骨頂は、一対一で認められる所にあります。あて名があって差出人があることです。わたしはこんな返事の書ける、こんな手紙がほしい。(要約)

 もうそろそろ1月に差し掛かる時だ。新年といえば何賀状である。年賀状でもらってうれしいはがき……それは手書きのはがきだ。ものというのは人間が心をこめて作ったり書いたりするとそのものに味が出てくる。機械がすべて操作して作ったものではものとして完璧に作られる。縫い物であればいとも完璧に縫ってあり、字も誤字脱字が無く、使うには最適である。だがものとしての味が無い。僕が1年生と2年生の時に担任をしてくれて、違う学校にいってしまった先生からは毎年必ず年賀状がくる。その先生の年賀状の年賀所の大部分はみんなと同じ文章で印刷でかかれている。だが、最後の一行、一人一人コメントが違い手書きでかかれている。その一行、手書きで何かを書くだけで、年賀状としての価値観がよくなり、受取人の嬉しさ、そして味が出る。という以下のことでで年賀状が生きてくる。
 僕の母が子供のころ科学が発達しておらずはパソコンや携帯電話のなど電子機器がなく、手紙はすべて手書きだった。そのため、およそ3,40年前の手紙はほとんど手紙本体に味が出ていたのだろう。だが、前は電子機器が無いことによりいろいろな面で不便だろう。インターネットなどによる情報探索機能がない。そして電子メールなどによる情報交換機能がない。だがこのような電子機器が無いことにより手書きで情報を伝えるため電子機器で伝えるよりも送り主が伝えたいことがまるで風船ガムをふくらませたかのように大きく膨らみ受取人に良く伝わるだろう。今の世界と、前の世界、どちらが人間にとって適しているのか僕には良く分からない。
 電子機器で伝えること。手紙の中を手書きで伝えること。電子機器では早く書けるし誤字脱字がなく完璧になる。だが、手書きで書くと、書くのは遅くなるが手紙本体が生きてき味がでる。どちらも手紙を書くのには適しているということが分かった。
だが、僕はやはり受取人として手書きでもらったほうが嬉しいなと思った。

   講評   jun

 要約は、元の長文が敬体でも常体に直してまとめてみましょう。大事なところはピックアップできていますが、もう少し長くしてもいいですよ。
 年賀状の話はタイムリーですね。パソコンで印刷されただけの年賀状は、個性がなく、もらってもあまり印象に残りませんよね。一行でも手書きのコメントが添えられていると、うれしいものです。
 まだパソコンや携帯電話が普及していなかったころは、不便な面も多かった反面、人と人とが深くつながっていたと言えるかもしれません。「伝えたいことがまるで風船ガムをふくらませたかのように大きく膨らみ」というたとえは工夫しました。
 最後は、手書きの手紙とパソコンなどを使った伝達方法とを比べながら分かったことが書けました。どちらにも良さがありますが、あまぐり君の書いているように、受け取ったときにうれしいのは心のこもった手書きの手紙ですよね。

▲「年賀状としての価値観がよくなり」→「年賀状としての価値が高まり」など
                           

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