総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。 ＡＩ時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。 ▶ 創造発表クラスのご案内

昨日2126 今日1883 合計8881□

　　　大好きで楽しいバレエ　　　クローバー

「おはようございます。」
私の大好きなバレエのレッスンが始まる時、先生はこういいます。バレエを始めるから「こんにちは」ではないそうです。大好きなバレエは4歳から始めました。引越しでそこに通うのは大変なので、水泳や体操を習っているスポーツクラブでバレエも習うことにしました。その先生が自分のお教室を持っていて、そこの発表会を見に行って私はどうしてもそこで習いたくなり、今は両方に週に一回ずつ通っています。レオタードはスカートなしのシンプルなレオタードやフリフリなかわいいレオタードなど、何枚も待っていますが、小さくて着られなくなっても大切にとってあります。いとこがとてもほしがるのですが、貸すだけで、大人になってもずっととっておきたいと思っています。
　バレエで、私は足の技術的なことについてあまり先生にほめられません。私がいつもほめられるのは表現力です。バーレッスンのときに先生はいつも
「上半身に表情を。」
とおっしゃいます。私はそしてその後に
「クローバーちゃんステキね。」
と先生にほめられます。昨年の発表会のとき、
「クローバーちゃん、体からオーラが出てるわよ。」
とほめられました。私より上手な子がたくさんいますがほめられたので、まるで、すごくバレエが下手な人なのにものすごく上手な人よりも上手くなってコンクールで優勝したような感じになりました。5月５日のバレエの発表会の練習が今月から始まったので、技術の面でも表現の面でもたくさんほめられるようにがんばりたいです。
　私はものすごくバレエが好きです。だから父が子供のころ大好きだったスポーツは何かインタビューしてみました。父は、
「僕は小学5.6年生の頃野球が大好きだったよ。
と答えてくれました。そして、私が、
「何か思い出はある？」
とたずねると、父は
「僕は現実とマンガの空想の世界の区別がつかなくなってしまっていたことがあった。そして、「サムライジャイアンツ」というマンガのアウトになりそうな時にキャッチャーのことをスライディングでけりとばして、キャッチャーがボールを落として、アウトにならなかったという話を、公式戦でやっちゃったんだよ。」
と話してくれました。私はとてもびっくりしながら続きを聞きました。
「でもキャッチャーがボールを落とさなかったから結局はアウトになっちゃったんだけど、その後審判に呼ばれて、「もう一回同じことをしたら退場です。」って言われたんだよ。」
と最後まで話してくれました。私はものすごくずるいひどい話だけど面白いなあと思いました。父もその後、ひどく気持ちが落ち込んだといっていました。
　私はこれからも大好きなバレエをずっと続けていきたいです。でもあまりにも夢中になって父のようなことをしないように気をつけたいです。今日もバレエのために、お風呂上りのストレッチをがんばってします。

　　　講評　　　hoemi

《動作情景の結び》　クローバーちゃんは根っからのバレエ好きのようですね。ストレッチを念入りにして柔軟性を高めるのは重要なことですね。結びの一文を工夫できました。
《前の話・聞いた話》　お父さんのビックリするような一面を見た気がしたのではないかしら？　公式戦で＜サムライジャイアンツ風プレイ＞を披露してしまったことは、お父さんにとって笑えるような、苦いような複雑な思い出なのでしょうね。話の展開が上手でした。
《たとえ》　＜まるでバレエのコンクールで優勝したよう＞とたとえられましたね。クローバーちゃんの表現力がそれほどに素晴らしかったことを物語っていますね。
《心の中で思ったこと》　夢中になってのめりこみすぎて現実と空想の世界をあやまる・・・よくあることだよね。努力家のクローバーちゃんならステキなバレリーナになれるはずです。がんばってね☆