国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。 ▶ 国語読解クラスのご案内

昨日2356 今日409 合計9763□

　　　日本の大地にを読んで　　　クローバー


　すこしばかり異常気象がきても、もう以前のように、餓死するようなことは、すくなくなっていったからです。文明というものは、このようにしてしだいしだいに発達していったのです。ゆたかな水源を手に入れた村はよりゆたかに、より大きくなることができました。私がこの長文を読んで一番ビックリしたのは、吉野ケ里遺跡から矢の刺さった人骨や、頭のない人の骨などが出土していることです。私はこれを聞いて、悲しいなあ、と思いました。だって水なんて分かち合えばいいもので、今は水道の蛇口をひねれば水がでてきます。ひどいなあ、と思いましたが今の私たちの不自由ない生活に感謝しなくてはいけないと思いました。それに亡くなった人を放っておくなんてひどいと思います。自分たちがいいお米を作って生活できるようにと、一緒になって一生懸命戦った仲間です。なのにそうっとどこかに寝かせておくことさえしなくて矢が刺さったままで出土することがある。そんなことは、この先あってはならないことだと私は思いました。もっとみんなの命を大切にしていたいです。
　私は、昔の人々のように、みんなで協力して何かをやりとげた話がたくさんあります。その中で一番私の心に残っているのは、担任の先生のお祝い日のプレゼントの劇です。お祝い日はお誕生日をお祝いする日で、本当のお祝い日と異なることがほとんどです。そしてある時から、いつも先生のお祝い日の時に劇をやるようになりました。私はその劇の中でかんとくをやったことが二回あります。そして劇にはでません。みんなは私の言うことを何でも聞いて、一生懸命協力してくれました。そして二回とも成功しています。
「台本は私が書くから、みんなお話を考えてきて学校で話をつなぎ合わせよう。」
限られた時間の中で小道具まで作り終わらせなければいけない。その少しの時間の中でどれだけ完ぺきな劇を作り上げることができるのか、それが私の課題です。できることは家でもやる。持ってこられるものは寄付する。みんなの先生に対する暖かい気持ちのおかげで、すてきな劇を作り上げることができるのです。みんながひとつになって誰かのために何かを成しとげるってすごいすてきなことだなあ、と思いました。
　私は吉野ヶ里遺跡について調べてみました。紀元前三世紀から紀元後三世紀まで約６００年続いた弥生時代の貴重な遺跡が発見されたところだそうです。国最大の遺跡で佐賀県神埼郡の三つの町村にまたがります。かめかんという棺おけのような坪のように入れるという墳墓がたくさん発見されたそうです。ほかにもたくさんのことを知ることが出来てとても楽しかったです。
　私はこのお話を読んで、お米はものすごく大切なことがわかりました。そして、お米の水で争うなんて今はくだらないことだけど、今本気で争っていることも何百年、何千年後にはくだらないことなのだろうなあ、と心の中で思いました。
<<表現＞＞

　　　講評　　　hoemi

《三文ぬきがき》　長文の内容をよく理解した上で三文ぬきがきができましたね。読みやすくまとまっていましたよ。
《似た話》　みんなで力を合わせて完成させた劇に先生も胸があつくなる思いだったことでしょう。監督だけでも演じる人だけでも劇は完成できないもの。１人では到底できないことをみんなで成し遂げることのすばらしさを体験できたのは幸せですね。また吉野ヶ里遺跡について調べたことも分かりやすくまとめられたね。
《たとえ》　「まるで」を＜たとえ＞につけてみよう。＜かめかんというまるで棺桶のような坪の中に入れる＞としてみよう。
《心の中で思ったこと》　争いのない世の中が何よりもの理想だよね。クローバーちゃんがいうように今本気で争っていることは何千年の後にはくだらない争いとうつるのでしょうね。
◆先日は急にお休みしてしまって申し訳ありませんでした。電話回線とインターネットの回線が不安定な状態が続いていた関係で代講の先生にお願いをしました。次回は清書の説明のあと、数分ですがお母様とお話をさせていただきたく存じます。よろしくお願いします。