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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   国によっての文化の違い   あまぐり

 何をいつ食べるか、それをどう食べるか、と言ったことに関してどの国の食事にも、さまざまな制限や規則が習慣として存在する。日本食の場合にはおかずから御飯、御飯からお汁とあちこちに飛び回らなければ、行儀がよいとはいえないのである。その関係が並列的・同時的である。ところが、食事の一段階ごとに一品ずつの食物を片付けていく通時的展開方式の強い食事文化もある。日本の食事文化に存在するある項目を、別の食事文化の中に見出したため、これを自分の文化に内在する構造に従って位置付け、日本的な価値を与えようとしたことが原因なのであった。(要約)
 僕の家庭では食事中に少し対立が起きるときがある。それは洋食風に食べるのと、和食風に食べることで対立が起きる。僕と兄は食事のときはいつも、一つの具を食べてから次の具などのように通時的とも言えないが一つ一つ食べていくのだ。普通、日本人は同時に出さたものを少しずつ食べていくのだが、ヨーロッパでは、前菜、スープ、……などのように一つ一つ食べていくのである。
「いっただっきまーす」
その日のメニューは米、サラダ、魚の白身、お肉だった。僕はいつものように箸を進めた。だがその日はいつもと同様、洋食のように米を食べていた。そこでお父さんが一言と僕に言った。
「お米とかはおかずといっしょに食べるものなの!分かる?その食べ方はお行儀が悪いんだよ。」
僕はその食べ方を知ったときはものすごく驚いた。それまでは僕の食べ方があたりまえだと思っていたから……。だが注意されても僕には御飯をよりおいしく食べるには一つずつ食べていったほうが良いと分かった。
 「かわいいね。」「良い子良い子。」
と言うときにはたいていその子の頭をなでる。だがどこかの国では絶対に子供の頭をなでてはならないと言う規則があるらしい。僕がその話を聞いたときはものすごく驚いた。僕が幼いころには、母や近所の人などに良く頭をなでてもらってたものだ。頭をなでてもらうとものすごくまるで羊の毛の上で寝ているように気持ちが良くてすぐに寝てしまうのだ。頭をなでてはいけないと言うことは人を誉めてはいけないと言うことにつながるのではないか。僕はそう思う。人を誉め無いと言うことは、頑張ってやったことを否定することと一緒ではないかとも思う。そのため、そこの国ではあまり一人一人やって入ることが伸びないと思う。なぜなら誉めることが無いから……。
 僕は国によって文化や習慣が違うと言うことが分かり、その文化などの違いを一人一人が分かち合うことが大切などだ分かった。

   講評   jun

 要約は、並列的・同時的な食事の仕方と通時的展開方式の食事の仕方についてその特徴をまとめることができました。ただ、最後の一文は、「……ことが原因なのであった。」で終わっているので、何の原因かがはっきりわかるように工夫する必要があります。
 日本では、ごはんとおかずなどを交互に食べるのがお行儀のよい食べ方とされていますが、それは、味にくせのないごはんといろいろな味のおかずがお互いを引き立てあって、おいしくなるからという意味もあるのかもしれませんね。
 タイで、子供の頭をなでることが禁じられているのは、子供の頭には精霊が宿っているからだと聞いたことがあります。あまぐり君が書いているように、日本人なら、子供の頭をなでてほめてやるのはいいことだと判断しますが、国が変わると考え方も変わるのですね。
 国によって異なる文化や習慣をお互いに認め、理解し合うことが大切ですね。
                                

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