創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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一日のスタート たけたけ
「早く起きて!!」
その日、母の悲鳴に近い叫び声で目が覚めた。時計を見ると、七時四十分!登校時間の十分前だ。『やばい!』『どうしよう?』こう言った言葉が頭の中をめまぐるしく回る。かれこれ三十秒はそのまま固まっていた。はっと我に返り、もうダッシュで着替え、食事を済ませ、歯磨き、ダッシュで準備!食パンをほおばりながら集合場所へ行く僕は、まるでのびたそっくりだったのではないかと思う。
その日一日、もう起きているのか起きていないのか、自分でも分からないほどボー-ッとしていた。朝ごはんに食べた食パンとウイダーが、胃袋の中ではちゃめちゃに飛び跳ねているように感じて、気持ち悪かった。そして夜、昼間から『早く寝たいなー。』と思っていた分もあって、もうこれも本当にのびたのようにストン、と寝てしまった。やはり、朝は気持ち良く起きたい。『早起きは三文の得』ということわざもあるから、普段からの心がけを大切にしていきたいと思う。
僕は母に、寝坊した時の気持ちを聞いてみることにした。
「この前寝坊した時、どんな気持ちだった?」
すると母は、
「『しまったー!』って思ったね。もうあの日は一日がだらけていたというか、うとうとしていながら一日が終わっちゃったよ」
と話してくれた。そして次に、
「昔にも寝坊をしたことってあったの?」
と聞いてみた。すると母は、
「無かったよ。でも、たけの朝錬の送り迎えで早起きをするようになって一日が有効に過ごせるようになったよ。」
と話してくれた。
僕は早起きの大切さを改めて感じる事が出来た。寝坊した時、一日が不快に感じた。しかし、朝早起きをした時は一日が快適に感じられた。やはり、一日のスタートは、しっかりときらなければいけないということが分かった。人間にとって、朝とは、一日のスタートとなる大切なものだということが分かった。いちにちをかいてきにすごすためには、一日のスタートとなる朝を、しっかりとしていかないといけないから、寝坊をしないように、日頃の生活から見直していきたいと思う。
「もう起きてるよ!!」
今日の一日のスタートは、気持ち良く切り出せた。
講評 kira
たけたけくん、こんにちは。今年もしめくくりです。
来年は1月5日からスタートです。たのしいお正月をむかえてね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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