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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   心の余裕   えてぬ

 もう二〇〇九年になる。現代は高度経済成長期を経て物的に豊かな社会になった。例えば昔は一家に一台だった電話。今は一人一台携帯電話を持っている。しかし携帯電話があるので直接会うことが減る。家族間の会話も通話になる。心のふれあいが減る。これに代表されるように心の豊かさは豊かとはいえない社会でもある。心が豊かな家庭と金や物的に豊かな家庭どちらがいいのだろう。
 まず第一に物的に豊かなことはいいことだ。飢えに苦しまないことは人生において大きなことだ。それに飢えに苦しむと幸せが感じにくくなる。物的に幸福だと生活に困ることが無く幸せに過ごしやすくなる。物的に豊かだから出来る経験もある。例えば国際交流。いろいろな人とふれあえる。
 しかし、金や物だけでは十分ではない。心の豊かさも必要だ。すごいものに感動できれば幸せである。それがこころの豊かさだ。人は感動を求める。感動を見つけやすいものに打ち込むことが幸せである。ぼくは野球観戦だったりするのだが(やるのはいまいち好きじゃない)僕は見てる間幸せだと思う。こういう体験したことある人は多いと思う。うちも経済的に特別恵まれていることはない。でも心の豊かさがあればかこじぞうのおじいさんのような人生を送り、いつかいいことがある。
 「衣食足りて礼節を知る」という名言がある。物的に余裕が出ることで心に余裕が出来る好例だ。心に余裕を作ることは大切。心に余裕を生む物的な余裕も大切だ。
 

   講評   miki


新年最初の作品、たいへんよくがんばりました。(^_^.)
●構成:複数の意見一:複数の意見二:構成図
的確な、相反する意見が述べられました。
「すごいものに感動できれば幸せである」の体験実例(→野球観戦など)を、もう少し具体的に書き加えましょう
☆彡☆彡☆→
構成図を書いたということがmiki先生にわかるように、作文の本文の前に「構成図」と書いておいてください。それだけで、充分ですよ
●題材:昔話の実例・長文実例 「かさこじぞう」のストーリーを、少し説明に入れてみるると、さらにもっとよくなるでしょう。(^.^)/~~~
●表現:名言の引用 「衣食足りて礼節を知る」が、この主題にはいちばん似つかわしいですね。
●主題:総合化の主題 「心に余裕を作ることは大切。心に余裕を生む物的な余裕も大切だ。」と、端的にまとめまられした。
物質的、経済的な豊かさの基盤があって、その上に、心の余裕を目指すことが、一番重要なことなのですよね。
・・・・・・・・・・
  ●字数:1200字以上 今回は残念ながら、目標字数が突破できませんでした。^^; (^_^;)
年越し派遣村の様子や、飢えに苦しむ難民など、最近の話題を織り交ぜて内容をふくらませるように、工夫しましょう。






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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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