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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   平和を祈る   ここあ

 慰霊祭のたびに、官僚たちからのあいさつがある。「・・・・・・皆様の尊い犠牲の上に今の平和があることを決して忘れず・・・・・・」というような同じ言い回しをなんども聞いた。そのたびに、「それは、違うのではないか?」と思った。早い話が、1944年の時点で日本の、軍国主義者たちが、降伏していれば、無駄な犠牲は十分に避けられていたはずだ。ヒロシマ、ナガサキ・・・・・・。沖縄戦のときも・・・・・・。同じように、シンガポールや南京で亡くなった人々も「日本さえこなければ・・・・・・。」という気持ちであろう。だれだって、同胞たちの死を「無駄」とは思いたくない。だが、そう認めないのは人間の愚かさを糊塗すること他ならない。もし、その犠牲が本当に必要で、それが無いと、成立しないような二十一世紀だったのなら・・・・・・そんな平和などいらないのではないのだろうか。死者たちの上に築かれた平和を楽しむ資格など、誰がもっているのだろうか。また、責任の所在が追及されていないのも、悲しい。それでは、死者たちが浮かばれないではないのだろうか。(要約)
 戦争の悲惨さを、子から子へと後世へ語り継ぎ、それを反省し続けることは、大切なことである。(第一の意見)その、深い深い反省こそが、死者たちへのせめてものはなむけである。私は以前、一度だけ、大切な心友と、けんかをしてしまったというか、仲が、話すたびにこじれていってしまうような出来事になったことがある。最初は、本当に些細なことで、次第に大ゲンカに発展してしまったのである。(二人とも頑固でした。笑)そんなとき、とても謝りづらくて・・・・・・。どうしたら、きちんと謝れるか、必至になって考えました。そんなとき、ふとあることがきっかけで、素直に「今まで、ごめん。」という謝罪のことばが、本当に、まるでつかえていた水が一気にながれだしたかのように、ぶわっーと、あとからあとから、出てきました。(たとえ)それ以来、ずっと仲良しです!
 しかし、どうしたら戦争という悲劇をなくすことができるかを具体的に考え、対策をねることも大切です。(第二の意見)阪神淡路大震災の復興を願う、「神戸ルミナリエ」という行事が毎年、行われている。しかし、それが、次第に、クリスマス前のイベントのようになってしまっている。こうしたことから、地震が起きないようにというより、もっと具体的な案をだした方が、よいのではないだろうか。
 確かに、過去の戦争の反省、対策。どちらも大切だが、「知識が梯子を作ったのではなく、二階に上がりたいという気持ちが作ったのだ。」という名言があるように、大切のは、私たち一人一人が、もっと地球の平和について深く考えるべきであることだ。(総合化の主題)

   講評   koni


【複数の意見・構成図】 意見を2つ挙げることができました。

【昔話の実例・長文実例】 体験実例は、わかりやすく書けています。続けて、このけんかと戦争の話をつなげてまとめるといいね。例「私は、こういう経験を友達や妹などに話し、参考にしてもらえたらと思うし、このときの経験から学んだ良好な人間関係の作り方をこれからの自分の人生に生かしていきたいとも思う。つまり、戦争という悲惨な経験を私達は想像し、その時代に生きた人々の心に共感し、過ちを反省する必要があるのだ。」

 例「地震がおきないようにというよりも → 地震がおきないようにという祈りよりも地震がおきたときの対応を考えたほうが」

【名言の引用】 ばっちり。

【総合化の主題】 よくまとめています。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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