国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日3224 今日1378 合計56938
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   私が文章を書くことで   ターミネーター

 相手の成長のためにしかるべきところはしっかりとしかるべきだ。それが相手の成長のためになるのである。
 そのためには、自分自身に対しても厳しくし、誰かの成長のために程よく叱ることである。よく私は、学校の試験に向けて一週間ぐらい前から勉強をしている。たまに夜、勉強している時にうとうとと眠気に負けてしまうことがある。そんな時に自分は、「最大の敵は自分にあり」という言葉があるように自分の心にそう言い聞かせ、後何分やったら寝ようと自分自身に対して厳しくしている時がある。部活のランニングの時も、あともう少しだから頑張ろうと自分を鼓舞していつも頑張っている。さらに相手の成長のためにしかるということは相手の成長のために大事な手助けなのである。私が中学生の時塾に通っていた頃、宿題はあんまりやらないし、授業中は居眠りをしたりしていた時先生は自分にこういう言葉をかけてくれた。「言われているうちが花」という言葉である。この言葉を両親にも言われた。そのとき自分は自分の誤りについて気付き、その後はしっかりと勉強をしたのを覚えている。
 またもう一つの方法として、もっと子供をしっかり叱る社会を作るべきである。ギリシア時代の書物にも、「今の若者はなっとらん」と書いてあるそうだ。よく昔の日本では、子供が見知らぬ人に怒られるのが普通であった。しかし今の日本では、そういうことを見ることがなくなっている。そういう現状にある日本を昔の日本のような叱る社会というものに戻るべきである。
 確かに、体罰復活のような極端な叱り方は返って逆効果になることもある。しかし、年上のものは社会的な責任として、自分よりも年下の世代のものをしっかり叱る必要がある。獅子は子供を谷に突き落とすという。人間は獅子よりも立派な叱り方をしなければならない。叱ることは、相手を否定することではなく、本当は相手を肯定することだ。

   講評   inoko

 ターミネーターさん、こんにちは。
怒ると叱るは、違うものです。怒るとは、自分のイライラを相手にぶつけてしまうこと。一方、叱るとは、相手の成長を思ってメッセージを送ることです。しかし、それを混同している人がどうも多いようですね。

★ 第一の方法の実例が、よく書けています。自分自身を叱咤激励する話。また、「言われているうちが花」と言われた話。どちらも、ターミネーター君の成長にとって大事なことでしたね。注意もお小言も言われないようになったということは、見放されたということ。認めているからこそ、愛情を持って注意をしてくれているのです。
二つ目の方法の実例では、昔と今の日本のことを例に挙げました。戻るべきである → 戻すべきである としましょう。
最後の段落のまとめは、今回は解説を参考にしました。お電話でも話しましたが、最後に自分がこれから部活の後輩などにどのように接していきたいかなど書いてみるといいでしょう。



 構成図は書いてみましたか?


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)