創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   タイミングは、大事   mikako

そっ啄の機という言葉がある。得がたい好機の意味で使われる。比喩であって、もとは、親鶏が、孵化しようとしている卵を外からつついてやる、それと卵の中から殻を破ろうとするのとが、ぴったり呼吸の合うことをいったもののようである。もし、卵が孵化しようとしているのに親鶏のつつきが遅れれば、中で雛は窒息してしまう。逆に、つつくのが早すぎれば、まだ雛になる準備のできていないものが生まれてくるわけで、これまた死んでしまうほかはない。早すぎず遅すぎず。まさにこのときというタイミングがそっ啄の機である。卵はおびただしく生まれているのに、適時に殻を破ってくれるきっかけに恵まれないために、孵化することなく、闇から闇へ葬り去られているのであろう。逆に、外から適当な刺激が訪れて、破るべき卵の殻がありさえすれば、孵化が起こるのにと思われるときもすくなくなかろう。ところがそういう時に限って、皮肉にも頭の中にちょうどその階段に達している卵がない、ということが多い。せっかく、ついばむ力が外から加わっているのに、こうしてむなしく機会を逸してしまうことになる。「論語」の冒頭にある一句「学ビデ時二之ヲ習フ、赤説バシカラズヤ」も読書百編と同じように考えることができるかもしれない。勉強したことを機会あるごとに復習していると、知識がおのずからほんものになって身につく。それが愉快だというのである。学んで時にこれを習う、そっ啄の機はいつyってくるかしれない、折にふれて立ち返ってみる必要がある、と教えているのであろうか。
 私は、今学校の体育の授業で縄とび(短縄)をやっている。縄とびで一番重要なのは、『タイミング』。縄を回して飛ぶときに、縄を速く回しすぎると縄にひっかかってしまう。それに回すのが遅すぎれば縄にまたひっかかってしまう。まるで、ゲームで、攻撃するときのタイミングのようだ。
 母は、子供の時に友て達に誕生日プレゼントをわたすときに、こっそり渡さないと先生・ほかのひとにみつかってしまうから、タイミングがないと、うまく渡せなかったそうだ。
 このように、タイミングがないとできないことが多いことが分かった。だから、これからもタイミングを大事にしていきたい。

   講評   harako

    
☆初めてパソコンで提出してくれましたね。上手に書けました。やってみてどうだったかな。
☆縄とびの例を挙げて、タイミングの大切さを表現できました。あやとびも、交差とびも、タイミングひとつはずれると、ひっかかってしまいます。冬はとくに、ひっかかると痛い(笑)! みんなでとぶ長縄の場合、さらにタイミングが命ですね。1人が遅れると、次の人もとべなくなってブーイングがおこってしまったり(^_^);。とんでいるときの友達の声などを「 」で書くと、さらに様子が伝わりそうです。
☆お母さんにもインタビューして、聞いた話が書けました。プレゼントをわたすとき、他の人にみつからないように・・・とドキドキしますね。まるで、息をひそめて獲物をねらっているライオンのようですね。
                  

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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