創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   そっ啄   かもも

 そっ啄の機と言う言葉がある。得がたい好機の意味で使われる。自然の摂理はおどろくほど精巧らしいから、ほかにもいろいろな形でそっ啄の機に相当するものがあるに違いないが、かえる卵はもっと劇的なものといってよかろうか。われわれはほとんど毎日のように何かしら頭の中で生み落している。頭の中に卵が温められていてまさに孵化しようとしているときならほんのちょっとしたきっかけがあれば、それでひながかえる。何でもない人間と人間とが、たまたま知り合いになる。たがいに不思議な感銘を与え合ってそれがきっかけになってめいめいの人生がそれまでとは違ったものになるという事がある。
 タイミングとは大切だ。これは本当に私の家であった話だ。母は、牛乳が家に無いことを知っていた。そのことを父も知っていたらしい。そのとき私は母と一緒にいた。スーパーで母は牛乳のおいてあるところまで行って止まった。私が
「家に牛乳ないの」
と聞いたら、母は
「うん、一本も」
と答えて牛乳を二本カゴにいれた。そして母と私はレジに行ったあと家に帰った。その数時間後に父がかえってきた。その手にはスーパーの袋があった。そして父は、冷蔵庫を開けて
「おれも牛乳かってきたんだけど」
といってスーパーの袋から牛乳を2本だした。私は冷蔵庫を見て
「冷蔵庫いっぱいになっちゃったな〜」
とつぶやいた
 タイミングが大切な話をもう一つする。学校の給食で「みそラーメン」が出た。その日の夕方母に
「晩ご飯何」
と聞いたら、
「ラーメン」
と答えた。私は、えっ、と思ったけど、ま、ラーメン好きだからいいやと思った。学校の給食と家のご飯がかさなってうれしいときもある。
 人間にはタイミングというものがついている。タイミングとは人にとって大切な物だという事が分かった。

   講評   ita

 こんにちは、かももちゃん。タイミングの大切さについて面白おかしく書いてくれました。誰が読んでも「タイミングって大切だな」と理解できる良い実例ばかりです。ユーモアを交えて表現するって大切だと思いましたよ。
【第一段落】
 よくまとまった要約です。
【第二段落】
 とても分かりやすい実例が挙げられました。お父さんは「牛乳を買っていってあげよう」と思い、お母さんは「ついでに牛乳を買っておこう」と思う。この気持ちが重なったのですね。冷蔵庫にとってはタイミングの悪い話ですが、お父さんとお母さんの気持ちという点では息がぴったりですね。段落の最後に「タイミングについて」の思ったことを書いておくといいね。
【第三段落】
 二つ目の実例も非常にいいよ。実例だけにとどまらず「タイミング」についての思ったこともよく書けています。タイミングによって良くも悪くもなるのですね。
【第四段落】
 分かったことがよく書けています。この分かったことを踏まえてのかももちゃんのこれからの姿勢を書いてみることのできますよ。
      
 
  

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