創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   読書の大切さ   たけたけ

 テレビや映画は、座っていれば、画面の方がこちらを適当に料理してくれる。しかし本を読むにはいくらか読む側に努力がいる。本を読みながらできる事は、映画やテレビを見物しながらは、出来ないこともある。要するに本を読む時の方が、読む側の自由が大きい、自分の意志や努力で決めることの出来る範囲が広い、つまり態度が積極的だということになる。全ての本は言葉から出来上がっていて、その全ての言葉に何かを意味する。その意味を捉えて、意味相互のあいだの関係を理解する事が、本を読む法、つまり本をよく分かる事である。この読む事と、分かる事は決して切り離す事の出来ないものなのだ。世の中の難しい本が分からなかったら、その本は、読まなくて良い。自分に分かりやすい本を読めばいいのだ。
 僕は、同じ物語を、本で読んだときと、テレビや映画で見た時とどのような違いがあるのか考えてみた。世界中の子供達から程なく愛されている、『ハリー・ポッター』シリーズを例にとって考えてみる。まずは映画、本と映画の一番の違いは、音声や画像があることであろう。そして映画の一番の魅力といったら、あの目の前まで迫ってくるような迫力だろう。本では見落としてしまいそうな小さな仕草なども、映画ではよく分かる。本はどうだろう?音もないし、画像も無い。しかし、本の中ではいくらでも想像が出来る。映画では、誰もが同じ物を見る。しかし、本では自分だけの世界を描く事が出来る。本の中では僕らは主人公になれる。映画では、絶対にロンもハーマイオニーもハリーにに話し掛け、僕達には話し掛けてはくれない。しかし、本の中では違う。ハリーになる事も出来るし、ロンにもハーマイオニーにもハグリットにもなることが出来る。これが本最大の魅力だと僕は思う。
 僕は読書が好きだ。読解力も、、そこそこついてきていると思う。しかし、難しくて、意味の分からない本もある。中でも難しいと感じたのは夏目漱石の代表作、『坊ちゃん』だ。読んでみてもまるで東大の論理学者の理論を読んでいるように、プスップスッとショートしたように頭が機能停止になってしまう。しかし、母は子供の頃には読めていた、といっていたから、絶対に制覇したいと思う。
 読書をしていると、自分を大きく出来る、というか、自分の世界を広げられる、ということが分かった。難しい本でも、自分を大きくするためにチャレンジする事も大切だ、ということが分かった。読書とは人間にとって、自分の世界を広く大きくしてくれる、素晴らしいものだということが分かった。これからもどんどん、難しい本に挑戦して、自分を大きくしていきたいと思う。 

   講評   kira

 たけたけくん、こんにちは。読書はたいせつな宝物です。

 これからも、いっぱい貯めていこう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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