国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   戦争に   野球小僧

犠牲がなければ今の平和がなかったわけではないだろう。早い話が、1944年末の段階で大日本帝国ファシスト(軍国主義)政権が降伏していれば、3月10日の東京大空襲の死者23万人も、ヒロシマの死者15万人もナガサキの死者7万人も出さずに済んだ。誰もが同胞たちの死を無駄とは思いたくない。意義のある崇高な死と見なしたい。また、ヒロシマへの原爆投下の正当性を言い張る人々がまだアメリカには多いようだ。あそこで原爆を使わなければ本土上陸作戦でたくさんのアメリカの若者が死んだし、日本側の犠牲も多かったはずという論法、これに対して、日本の側から何の反論も出てこないのはなぜだろう。
戦争の悲惨さを後世に語り継ぎ、反省することは大切だ。去年の5月頃に3年生が沖縄に修学旅行に行った。3年生が修学旅行から帰ってきて数日後に沖縄での戦争の事を発表した。それは、沖縄で撮ってきたビデオや写真をスクリーンに映しながら説明するという発表だ。最初は沖縄へ行く途中の飛行機での写真や沖縄で平和宣言をしたり、千羽鶴を吊るしたりしているビデオだった。この千羽鶴は僕の中学校の1年生から3年生まで全クラス全生徒で一羽ずつ折ったものだ。僕も一羽折った。沖縄は日本で始めて、陸上戦が行われた場所らしい。堺や東京は空襲だったそうだ。もちろん沖縄でも空襲があってガマと呼ばれる防空壕のような洞窟で過ごしていた時もあったらしい。光などを点けたら敵に見つかって空襲されるからガマの中は、ろうそくも無く真っ暗だったそうだ。その上、人工のものじゃないので、小さく、ギリギリ4人が入れるほどの小さなところだったらしい。僕は、この発表を聞いてこの先日本は戦争をしてはいけないと強く思った。
しかし、どうしたら戦争にならないかを論理的に考え、対策を立てることも大切だ。次は僕が体験した話だ。僕が小学校6年生の時広島へ修学旅行に行った時のことだ。小学校なので勉強というよりは、ほとんど遊んでいてあまり覚えていないが、印象に残っているのが広島市民球場と原爆ドームだ。広島市民球場は広島カープの本拠地だが、なぜ造られたのかというと、原爆を落とされた町の復興のために、そして市民のために建てられた球場らしい。そして原爆ドームは、旧産業奨励館という建物だったらしいが、爆弾を受けて今ある残骸のようになってしまったのだ。
戦争をケンカに例えると兄弟ゲンカが一番身近な例だ。どうしたら避けられるかというと僕はお互いにすぐ手を出さないで話会えばいいと思う。昔話のサルかに合戦も最初にサルがカニに手を出さなければおこらなかっただろう。
確かに過去の戦争を反省することも戦争を回避することもどちらも大切だ。しかし、1番大切なことは、僕たちが平和を求める強い気持ちを持ち続けることだ。

   講評   kiri



 こんにちは。今年初めての清書でした。兄弟げんかに例えて、戦争回避の対策を考えたのはわかりやすいね。
昔話の実例もしっかり入れることができました。
 二月も暗唱を頑張りましょう。
                            

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