創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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新年の過ごし方 こゆき
「テ、テ、テ、テーン!」
テレビの音が新年を告げた。
「ええ!もう鳴った!?」
私達は一瞬遅れて反応した。ニュースキャスターが
「今年も明けましておめでとうございます!」
とにこやかに笑う。年越しそばを食べながら、いつものそばとはちがう、新年のそばを食べている気分になった。<中心を決める>
一月一日は、いつもの朝とは違う。前日の夜は、どんな夢を見るかな、など、わくわくしながら寝た。一年の計は元旦にあり<ことわざの引用>、ということわざから、この日は私のこの一年の目標を決める日、また一年を決める日である、という事が分かる。今年の目標かぁ・・・・・・と思っていると、いろいろなものが出てくる。「中学で勉強をがんばる」、「友達をたくさん作る!」、「新しいことに取り組む」などだ。どれにしようか、とても迷うところだ。去年は結局、目標はなかった。今年は、絶対目標を作って、一センチメートルでも心の成長をしたいのだ。・・・・・・というところまで考えて、ピン、ときた。よし!今年は心の成長をしよう!と。<体験実例>
「じゃぁ、行こうか。」
そして、新年早々、福袋!いやいやな母をつれて、ショッピングセンターに向かった。開店前に着くと、そこは行列ができていた。
「すごい・・・・・・。」
そんなに長くないけれど、短いとも言えないぐらいの長さの列だ。でも開店すると、スムーズに列は進んだ。中に入ると、女達の壮絶なバトルが繰り広げられていた。中身は開けられているものもあった。私は小物の福袋を二、三個買った。姉は服の福袋だった。新年らしくていいな、と密に思っていたりもした。帰ってくると、福袋を開けてみた。
「かわいい!」
姉の方からも歓声が沸いていた。私もほしかったものが入っていて、よかった!と、新年早々喜ぶことができた。<前の話>
一月一日は、元旦、つまり一年を左右する日である。その日もやはり時間は普通に進んでしまい、止めることができない。その日を楽しくすごせば、だいぶ心がまえもちがってくるのではないか、という思いをこめて、福袋などの行事があるのだと思う。お正月は人間の一年にとって、すごろくのサイコロのようなものだ。<一般化の主題>サイコロの最初のひと振りですごろくの勝敗が決まることもあるからだ。しかし、運ではなく、お正月は、自分次第で楽しく過ごせることもある。そうして、一年の最初を過ごせたらいい、ということが分かった。<分かったこと>
「あ!明けましておめでとうございます!」<書き出しの結び>
講評 koni
丁寧に清書できましたね。
早くよくなるといいね。お大事に。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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