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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   身の回りの努力とタイミング   ナミ

 早すぎず遅すぎず。まさにこの時というタイミングがそっ啄の機である。ちょうどよい時に、卵を外からつついてやると、雛になる。たんなる思いつきが、まとまった思考の雛として生まれ変わる。でもせっかく、ついばむ力が外から加わっているのに、中から卵をつつかなければむなしく機会を逸してしまうことになる。学んで時にこれを習うそっ啄の機はいつやってくるかしれない。
 身の回りにはタイミングが大切な出来事がたくさんある。たとえば人の機嫌のタイミング。父が不機嫌の時、少し話をかけると、「うるせぇ」とそっぽを向かれるし、ご機嫌の時に話かけると「なあに」とうれしそうに話してくれる。料理でもタイミングをまちがえるとホットケーキをこがしたりする。ほかにも、おなかの空くかタイミングが違って母自身おなかが空いてごはんを作って夕ご飯といっても私のおなかが全く空いていなければ食べる気にもならずにあとでおなかが空いた時に食べることになる。逆に私のおなかが空き過ぎてどうしようもない時に、母はおなかが空いていなくって30分後に食べられたということもたまにある。
 タイミングを合わせることの前にそのタイミングがくるチャンスというものがある。そのチャンスというものを目指して努力というものをする。私のあにが小学生のころ、なわとびの二重とびをいくら練習してもできなく、中学に入る前にはあきらめかけていた二重とびが中学3年生になって毎日少しずつとんでいた(かむしれない)らある日突然できるようになっていた。まるで奇跡をおこしたような瞬間だった。はかにも長文や漫画を読んでこれってどういう意味だと思ったとき、繰り返し読んでいると最初に全く意味のわからなかった言葉がある日突然ああこういうことだったんだあとあっさり意味を理解していたこともある。このような出来事がチャンスと努力が重なってできるようになるタイミングというものなんだなあと思った。
 さんざん努力をしてやっとチャンスができでタイミングを合わせるというのは人間だけでなくほかの動物だってある。ペンギンの卵はお母さんペンギンとお父さんペンギンががんばってがんばって温めて努力をして雛がかえる瞬間には、タイミングを合わせ、雛が死なないようにつついてやっとかえる。本当にタイミングや努力は生きていく中でとても大切だということがわかった。

   講評   sugi

 感想文でこの字数、この内容。本当に気合を入れてがんばったね! あと一か月、これまでの総まとめのつもりで、一つ一つの作品を仕上げていこうね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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