創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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GARBAGE ROAD ファラオ
私は道ばたなどにタバコやゴミが捨てられているのをよく見る。特に公園などでは、飲み残っている缶や花火をやった後の棒など、ぐるりと見回せば何もかもが落ちている。逆に何も落ちていない方が珍しい世の中なのかもしれない。私はポイすては絶対にやってはいけないと思う。
理由は第一にポイ捨てをしている人を見ればまた誰かがまねをしてポイ捨てをしてしまうからだ。
今、ポイ捨てで一番多いのはタバコ。吸ってまだ火がかすかについている状態でそこら辺にポイッと捨ててしまう。特に若い男の人が多い。今どき灰皿なんかもっているなんてダサイなんて思ってしまうんだろう。しかし、その気持ちがいけないのだ。こういう人がいるからこそ、タバコを捨てる人が多くなってきているのだ。中には毎日灰皿をしっかり持ち歩いている人でも「あ、みんな捨てているんだからいいのかな?」と思い、その人も捨ててしまう。こんなことの繰り返しだったら、いつか地球がタバコであふれてしまうだろう。タバコだけではない。きっと他のゴミも捨てられ、たちまちゴミの山になってしまうだろう。しかし、そうならないために今、たくさんの人たちがゴミ拾いをしている。私たちはその人たちを大いに尊敬しなくてはいけないのだ。
第二の理由は、ポイ捨ては地球にもよくないからだ。
今、日本の年間のゴミ排出量は5020万トン。東京ドーム135杯分もあるそうだ。こんなにゴミを出していたら、あっというまに、ゴミの世界になるだろう。しかしそうならないために今、たくさんの対策が実行されている。まず第一におもいつくのは「リサイクル」だ。特にプラスチックはたくさんの製品に生まれ変わる。洋服だったり、靴だったり。確かにこのごろ実感するのはプラスチック製品のポイ捨てが他のゴミより少ないことだ。これはきっとこのリサイクル効果が効いているのではないかと思う。プラスチックだけではない。使ったビンは洗ってまたラベルを貼って使える。聞いた話だがビンは洗えばだいたい30回くらい使えるそうだ。そして燃やせるゴミは灰として埋めれば埋める面積は小さくてすむ。このリサイクルがこれからもっともっとさかんになったらいいと思う。
そしてもう一つの対策だが、私が住んでいる横浜では「G30」というものが実行されている。これは一年間でゴミ(G)を30パーセント減らしましょう」という取り組みで見事、横浜はこの一年間で30パーセント減らすことができたのだ。横浜ではまたあらたに「G40」という対策が実行されようとしている。
このような対策が行われている一方で、まだまだポイ捨てが多い日本は、もっとゴミの意識を高めていかなければいけないと改めて実感した。
確かにポイ捨ては楽だし、きたないゴミを持ち歩きたいとは思わない。しかし、「問題とは、そこにあるものではなく、自分が作る物である。」という名言があるように、ポイ捨てしちゃえという軽い気持ちがこの青い地球を茶色い地球にしてしまうのだ。だから、私はポイ捨てをなくしていかなければいけないと思う。
講評 hota
よくがんばっています。ファラオさんの作文は、いつもいいアイディアがいっぱいですね。さらに構成図も使いこなしていこう。
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