創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   大切なことは   オーラリー

 ソクラテス(紀元前四七〇〜三九九年)は、おそらく哲学の歴史をつうじてもっとも謎めいた人物だろう。ソクラテスはたったの一行も書かなかった。なのにヨーロッパの思想に最大級の影響をおよぼした一人とされている。ソクラテスがとんでもなくみっともない男だったことはたしかだ。チビで、デブで、目つきが陰険で、はなは空を向いていた。けれども心は「金無垢のすばらしさ」だったという。他人が接ぎ木することはできない。自分のなかから生まれた知だけが本当の理解だ。
 わたしは二年生の時に、かけ算を習った。
先生が覚えやすいようにと九級から一級まで級をつけてくれた。そこで一級のテストにちょうせんしてみごとに合格というわけではなかった。なぜか分からないが、九×九は八十一のはずなのに九十一と言ってしまった。不合格。わかってると思っていても意外とちがうもんなんだなーと反省した。そして先生におしかったねといわれくやしなみだをめにうかべた。(今では言える。)
 父に百点満点のテストを見せたら昔の話をしてくれた。
「試験で百点だと思っていたら八十点。七十点だと思っていたら六十点。自分が出来たと思っていてもだいたいその二割はまちがっている。だから常に百点をとるぞと思わなければいけない。百点を必ずとる気持ちでがんばってきた。けれど、百点を目指していても大事なテストで一度も百点を取ったことがない。そんな父の野望は次期そうり(じょうだん)だ。」と笑いながら話してくれた。この話を聞いてから、がんばって百点をとるぞと気合を入れた。          
 土曜日に病院に行くために、町田行きの電車に乗る予定だった。しばらく待ってやっと電車が来た。一番最初に電車に乗りこんでほっと一息ついたら、母が
「降りるよ!!」
と私の手を取って、電車の外に飛び降りた。なんで?と思い、もう一度考えたら町田駅行きの電車が止まるところは反対側のホームだったのだ。そのホームにも電車が着いた。走って行ったがもうすでに電車のとびらは閉まってしまった。十分後の電車に乗らなければいけなくなった。急いては事を仕損じるというが、物事をしっかり考えて行動しなければならない。これは、まだいいほうだ。さらに最悪なのもある。しっかり、反省しなくては、いけない。
 ソクラテスのように分からないことは分からないと自覚することが大切だと分かった。また、物事をしっかりと考えることも大切だと改めて思いなおすことが出来た。

   講評   kaki

文をつけ加えることができたね。よくがんばりました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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