低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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私の今年のこうふくろん ねいろ
今年は、いいこともくるしいこともあるかもしれないけれど、それを元に大人になれる年にしたいです。
そのためには、まずゆたかなそうぞう力が必要だと思います。どうしてかというと、明るい自分をそうぞうすることが大切だと思うからです。自しんにあふれている私、笑顔で一ぱいの私。そんな私をいつもそうぞうしていれば、いつの間にかそうぞうの中の私が本当の私になって、明るい私になるのかもしれません。お母さんもいつもニコニコ顔でいてくれると思います。ですから、家が笑顔につつまれるので、いいことがたくさんあります。
大人になるため、そしてゆうしゅうな人になるためには、くろうも必要です。その証こに、い人伝に出て来る人々はくろうやかなしみをかさねつつ、えらい人になって行きます。まるでくろうをしなければ、ぜったいにえらい人にはなれないかのようです。いくらいいことばかりの年にしたいといっても、くろうは必ずとびこんで来ます。それをのりこえてこそ、大人になれると思います。私はお友達にわる口を言われたり、たたかれたりして、そのなやみをのりこえる時には、これは神さまが、
「あの子はこれができるはずだ。」
と思っておくってくださったかだいなのだと思いうけとめています。そのことをお母さんに言うと、
「そうよ。それは正しいわ。神さまは、あなたが強い子だというのを知っていらっしゃるのよ。」
とお母さんは答えました。私がそういう考え方になったのは、う野千代さんの「私のこうふくろん」を読んだからです。う野千代さんは、いつもものごとを明るい方へと考えていました。たとえば父親に、
「今日は雪の日だがはだしで歩いて学校へ行け。」
と言われてもいやだと思わずに、さむい中はだしで歩いて学校に行った話。私だったらきっと、泣いてでもくつをはいて学校に行くにちがいありません。つくづくお友達にいじめられるぐらいのことは、ほんの小さなことなんだなと思いました。
さて、そんなそうぞう力をつけるためには、もちろん物語を書く力も必要です。私はいつも物語を書きたくてうずうずしています。そうぞう力がゆたかであればゆたかなほど、いろいろな自分が考えられます。そうぞう力があると、いいこともたくさんあると思います。なぜなら、物語を作って楽しむこともできるし、自分は人にどう思われているかなどと考えることもできるからです。
今年は、私はう野千代さんのように、しあわせで一ぱいの一年をすごしたいです。私のしあわせ。それは、物語を書いている時にあるのです。
講評 naruko
ねいろちゃん、こんにちは。作文にこめた思いをいつも胸に、今年一年楽しく頑張りましょうね。いい作品になりました。どっかいもんだいもしっかり取り組めましたね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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