低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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本の世界 ハッピー・クローバー
世の中には難しい本がある。誰にもわかりにくい本というのがある。また最後、に誰にもわかりやすい本というのがあるだろう。
私はよく本を読む。おもしろいとどんどん本の世界に入っていってしまうのが、読書のおもしろいところだ。私が本を選ぶ基準は大体決まっていて、大きく分けると二つだ。一つ目は本の題名だ。私には題名を見ただけでこれだ、としっくりくる本がある。そうやって選んだ本はどれもおもしろい。二つ目は作者だ。前に読んで、おもしろかった本の作者が他に書いている本を選ぶことも多々ある。同じ作者が書いた本だと、自分の好きな表現などが使われていることが多いので、自分に合った本を選ぶことができる。他にはさし絵や雰囲気、ジャンルなので選ぶ。でもたまに、全く自分には合わない本を選んでしまうこともある。でも、じっくり読んでみると実はおもしろいこともある。やはり本の世界とは、奥が深くておもしろい。まるで、本とは文章の遊園地のようだ。
前に読んだ本で、はやみねかおる作の、「都会のトム&ソーヤ」という本がある。主人公とその友達がゲームクリエイターを目指しながら、さまざまな冒険をしていくという物語だ。その本は読み進めていくうちいに、どんどんと本の世界に引きこまれていくような物語で、自分も一緒に冒険しているような気分になる。主人公に危険があると自分もどきどきするし、何かを達成すると自分も達成感に満ちてくる。とても長い本だったが、すぐに読み終わってしまった。今まで読んだ本の中で一番おもしろい本だった。
母も本をよく読んでいる。母に、どんなジャンルの本が好きかを聞いてみた。母は人々の人生や心の深層がえがかれているような本が好きなんだそうだ。そういう本を好む理由も聞いてみた。理由は、色々な人の人生を味わえるからといっていた。そういう本を読むと色々な人の人生の歩み方が分かるのかな、と私は感じた。私は、冒険物の本が好きで、主人公と一緒にハラハラ、ドキドキするところがおもしろいと思う。でも、母のように色々な人の歩み方などをえがいた本を読んでみるのもおもしろいのかな、と思った。
この長文を読んで、改めて読書について考えてきた。普段、何気なくしている読書だが、こうして考えてきて読書は深くておもしろいなと思った。人間にとって読書とは、読む人を別世界へ引きこんでいく、とても奥深いものだと思う。私はこれからも自分に合ったおもしろい本をたくさん読んでいきたいと思う。
講評 naruko
ハッピー・クローバーさん、こんにちは。成長するとともに、その時どきの自分に合ったいい本にめぐり会えるといいですね。ていねいに清書できました。
読解問題もがんばりましたね。2月も楽しくやっていきましょう!
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